種類

日本で多く漁獲されるサバには2種類いるそうです。

① マサバ
秋になると脂がのって美味しいと言われているのは主にマサバを指しています。これは産卵期である春に向けて、栄養を蓄えるためです。マサバはヒラサバやホンサバとも言います。マサバの身を筒切りにした時の断面が、ゴマサバより平べったいのでヒラサバと呼ばれるそうです。サバは回遊魚で、年齢や季節により群れを成して移動します。そのため旬の時期が地域により異なります。サバの稚魚は動物プランクトンなどを、幼魚以降はカタクチイワシなどの魚類やオキアミなどを食べます。

② ゴマサバ
ゴマサバはマサバに比べて、腹部に多数のゴマのような暗色点があるのが特徴です。しかし斑点が薄くマサバと正確な識別が難しいことがあります。ゴマサバの断面は円に近いため、マルサバと呼ばれることもあります。ゴマサバの身はマサバに比べ脂質が少なく、水分とたんぱく質が多くなっています。

栄養と効果

① ビタミンD
ビタミンB6やB2などのビタミン類も含まれている鯖だが、ビタミンDにも注目です。カルシウムの吸収をサポートすると言われるビタミンDは、骨や歯の健康的な発育に欠かせない栄養だ。

② EPA(エイコサペンタエン酸)
近年鯖ブームで注目されていたのが、このEPAという成分。EPAは不飽和脂肪酸の一種であり、血液をサラサラにする働きがあると言われている。また、悪玉コレステロールを減らし善玉コレステロールを増す、血中の中性脂肪を減らと言った効果があると言われています。

③ DHA(ドコサヘキサエン酸)
青魚と言えばDHAというイメージが強いでしょうが、もちろん鯖にも含まれている。DHAは脳や神経の機能を助け、脳を活性化させる働きがあると言われている成分です。記憶力の向上も助けるので、学業に励む人などにもおすすめです。

選ぶ時のポイントと料理

①選ぶポイント
鯖を選ぶときは、身の張り具合を確かめるのがポイント。ぶよぶよしていると鮮度が落ちており、身が固く締まっていると鮮度が良い証拠だ。加えて、切り口が柔らかくなっていないかどうかも確かめると良いそうです。

②料理
DHAやEPAなどの貴重な栄養分をいただきたいなら生がお勧めだが、鯖の煮物も捨て難いところ。以下にお勧めのメニューを紹介する。

①しめ鯖
②塩焼き
③鯖の味噌煮
④鯖のトマト煮

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