よく眠れるシーツの色がある?

人間は目をつぶって眠る以上、本来ならどんな寝具の色だろうと究極的には関係がないはずです。しかし実際にはシーツの色が睡眠に影響しているというアンケート結果もあり、これは心理学上の「プライミング効果」によるものと考えられます

「プライミング効果」とは、先行する刺激が後の行為や知覚、意味づけなどに影響を与えること。わかりやすい例で言うと、料理の盛り付けがあります。盛り付けと料理の味は実際には関係しませんが、盛り付けが美しいと、そうでないときよりも、料理がおいしく感じるのです。

だから、寝るときにも、電気を消す前に見るシーツの色によって、心が落ち着いたり、安眠に導かれるような効果があるかもしれません。

私たちは日常的にさまざまな用途に応じて色彩でメッセージを発し、また受け取っています。「青=冷静沈着・冷たさ」「赤=情熱・熱」といったように。

色彩効果を寝具に取り入れるのもいい

一般的には、いわゆる興奮色とよばれる情熱的な赤よりも、青や緑などの心を落ち着かせる色のほうがいいと思います。それから、不安にさせる色は避けましょう。何色を見ると不安になるかは、その人のそれまでの経験によっても違うと思います。自分の経験を振り返って、自分が落ち着ける色を選ぶといいと思います

綿や麻、シルクやポリエステルなど、寝具にはさまざまな素材があります。どの季節に、どの素材の寝具で、どのパジャマで寝ると一番快適に眠れるのか。空調の強さや枕の高さ、音や光の調整など、自分好みの睡眠プロデュースをするのです。

僕も長年眠りの環境には無頓着でした。地方の宿泊施設を泊まり歩くうちに、寝具によって寝起きの質にかなり差が出ることに気づいたのです。

僕は空調が苦手なようで、夏場も冷房がついていると深い眠りができない。たどり着いた結論は、さっぱりした寝具に上半身裸で空調・扇風機なし、枕はあるメーカーの高反発タイプが最適なようです。

脳は眠っている間に、その日起きた出来事の意味づけをし、情報の整理をし、大切な事柄を記憶しています。つまり睡眠の質こそ仕事のパフォーマンスを決める一大要因といっていい。上質な睡眠を確保するのは、もはや仕事の一部であり、クリエーティブな仕事で成果を上げている人はみな、自分に合った睡眠パターンや環境を確立しているものです

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