はじめに

熱気球世界選手権をみなさんは聞いたことはあるでしょうか?
気球というとあまり身近には感じない物ですね。
気球だけですと、デパートの屋上で飛んでるイメージが強いです。
熱気球となると、たまにテレビなどで海外で見るくらいではないのでしょうか?
しかし、この熱気球も日本で世界選手権が行われていたりします。
今回はそんな熱気球について紹介したいと思います。

熱気球とは?

「気球」と聞いて一番最初に思い浮かべるものは、ほぼこの熱気球でしょう。
1783年11月21日にフランスのモンゴルフィエ兄弟が人類史上初めて、熱気球で有人飛行を成功させました。当時は火を燃やして出る煙には空を飛ぶ力があり、それを集めたことが始まりと言われています。

飛ぶ原理

熱気球が浮かぶ原理は、ひと言で云えば「熱い空気は冷たい空気よりも軽い」から。寒い日に暖房をつけても、温かい空気は部屋の上の方へいって、足下は冷たい空気が溜まったままですよね。
熱気球も球皮の中の空気をバーナーで熱することで、内側の空気が膨張。暖かい空気は上へ、冷たい空気は下へあふれ、外に押し出されます。そして押し出した空気の分だけ、周囲より空気の密度が低くなり、浮力が生まれる訳です。
球皮が水滴を逆さまにしたような形をしているのもミソ。空気の出入り口が狭いので、バーナーで温められた空気は上へ、冷たい空気だけが球皮の下へ移動し球皮の外へ押し出されます。つまり、効率よく中の空気が温まる形なんです。
「熱い空気は冷たい空気よりも軽い」から言えば、寒い日ほど球皮内の空気と外の空気の密度差が得られ、より浮かびやすい訳です。

佐賀インターナショナルバルーンフェスタ

晩秋の佐賀平野を彩る「佐賀インターナショナルバルーンフェスタ」。

佐賀市の嘉瀬川河川敷で開催され、色とりどりの熱気球が青空を埋めつくすその風景は、一度見たら忘れることのできないものです。

夕闇の中、炎で美しく照らされる熱気球が幻想的な「ラ・モンゴルフィエ・ノクチューン(夜間係留)」や、いろいろな形をした熱気球を間近で見ることができる「バルーンファンタジア」も見どころです

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