栄養素が豊富な「お茶」は茶葉ごとがいい!

細菌はコンビニで手軽にペットボトル商品が手のはいるので、日常的にお茶を淹れる人が、年々減っているそうです。一方、「お茶」は茶葉自体に栄養が含まれているので、ミキサーやミルで茶葉を粉砕して、茶葉を丸ごと料理に使う方はが増えている傾向もあるそうです。

「お茶」は茶葉ごと利用した方が、健康効果を余すことなく摂取できます。お茶の主な栄養素として、カテキン、テアニン、ビタミンC・E、ベータカロチン、食物繊維などがあり、特に、ポリフェノールの一種であるカテキンは、糖尿病、認知症、ガン、肥満、肝臓病などの予防・改善にも効果的で、認知度も高まっています。

「テアニン」で仕事や家事の能率アップ!

近年、「お茶」の栄養素で注目されているのがテアニンはアミノ酸の一種「テアニン」で、お茶のうま味、甘味を醸し出すとともに、リラックス効果をもたらしてくれます。現代人の睡眠の悩みやストレスの改善に有効と言われ、最近では、うつやPTSD(心的外傷後ストレス障害)などの精神的な症状、認知症にいいことも明らかになってきています。

テアニンのリラックス効果は、夕方以降の摂取なら、スムーズな寝つきと、深い眠りを促します。日中も、忙しい現代人にとって、テアニンは有益で、仕事や家事に追われ、興奮しきった状態のとき、テアニンの作用で心を落ち着かせると、家事や仕事の能率アップにつながるそうです。

また眠気が増すこともあまりなく、平常心を取り戻すことで、覚醒したかのような感覚を得られるそうです。テアニンには、副交感神経(心身をリラックスさせる神経)を優位にし、血圧を下げる作用もあります。この作用もやはり、質のいい睡眠につながります。

「テアニン」を多く抽出するには、お茶の淹れ方が大事!

ウーロン茶や紅茶など幅広い種類のお茶に含まれるカテキンに対し、「テアニン」は、緑茶、煎茶、抹茶など、緑色のお茶に多く含まれます。快眠効果を期待してお茶を飲むなら、緑色のお茶を1日3~5杯を目安に飲むと良いそうです。それ以上に飲んでも、問題はないそうです。

「テアニン」を多く抽出するには、冷水、あるいは30~40度ほどのぬるいお湯を使って、時間をかけて淹れるのがお勧めの淹れ方。少なくとも30分、できれは一晩かけて、テアニンをじっくり抽出すれば、熱いお湯で淹れたときと比べて、より淡く美しい黄色から緑色になるます。これはテアニンが豊かに含まれているサインなんだそうです。

ところで、お茶には覚醒を促す成分であるカフェインが含まれていることを気にされる方もいますが、テアニンがカフェインの作用を抑制するので、その影響は問題ない範囲なんだそうです。カフェインがたくさん出てくるのは、80度以上のお湯でお茶を淹れた場合なんだそうですので、それ以下の温度で淹れれば、カフェインへの心配は無用です。

ストレス、精神的な不調、睡眠の悩みのある方こそ、日々の生活にお茶を取り入れてみてはいかがでしょうか。

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