実は認知症は病名でなかった

「認知症」とは病名ではなく、特有の症状や状態を総称する言葉です。

認知症を引き起こす病気は多数存在します。

日本人に最も多いのはアミロイドβタンパクが脳の中に蓄積する「アルツハイマー型認知症」と言われています。

そのほか、αシヌクレインという特殊なタンパク質が蓄積するレビー小体が特徴的な「レビー小体型認知症」、脳の前頭葉や側頭葉が委縮する「前頭側頭型認知症」なども発症者が多い認知症です。

後天的な脳障害により持続的に認知機能が低下していること、認知機能に障害が出ているだけでなく、それによって日常生活に支障をきたしている場合に、「認知症」と診断されます。

二つの症状があります

脳の働きの低下による症状

脳の働きの低下による主な症状に、ひどいもの忘れ(記憶障害)があります。夕食に何を食べたのか思い出せない、昼に会った人の名前が思い出せないといったもの忘れは、歳を重ねれば多くの人が経験するものです。けれども認知症の場合は、食事をしたという体験そのものや、出かけて人に会ったという出来事自体を忘れてしまいます。記憶がすっぽりと抜けているため、食べた物や会った人の名前を教えられても思い出すことができません。
ほかに、今日の日付や今いる場所がわからなくなったり(見当識障害)、段取りよく行動することが難しくなる(実行機能障害)といった症状も出てきます。

環境や体験、気質による症状

徘徊、過食・拒食、幻覚・妄想、不潔行動などがあらわれることもあります。家の外をさまよい歩いたり、お金などを誰かに盗まれたのではないかという考えにとらわれたりして周囲を困らせます。
こうした症状は、環境の変化や治療への恐怖感などから引き起こされることが多く、環境を戻したり接し方を変えたりすることで本人の不安がやわらぎ、改善することがあります。

予防可能な認知症もあった

脳梗塞、脳出血、くも膜下出血などが原因で起こる認知症は、「血管性認知症」と呼ばれ、高血圧、糖尿病、脂質異常症などをしっかり治療することで予防や進行の抑制が可能です。頭部外傷によって、頭蓋骨と脳の間に血液がたまる「慢性硬膜下血腫」や、脳室が拡大して起こる「正常圧水頭症」は脳外科手術によって治療が可能です。
また、甲状腺の働きの低下によって起こる「甲状腺機能低下症」は甲状腺ホルモンの補充で、ビタミン欠乏症に起因する認知症はビタミンの補充で改善します。

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takuji

こんにちわ。
クエン酸と、テニス大好き少年です。プレーするのも、観戦するのも大好きです。
得意なのはフォアストロークです。アプローチから相手を追い込み、ボレーで決めるのが
基本的なスタイルです。苦手なのはバックです。弱点を隠し、なるべくフォアに回り込んで打つ癖で、弱点が余計に目立つようになりました。
これからも、弱点から逃げずにバックを克服していきます。

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