寒い冬場の「心筋梗塞」に注意しよう!

「心筋梗塞」は、心臓に血液を供給する冠状動脈が動脈硬化により狭くなり、血栓の発生などで血液が流れなくなり、その先の心臓の筋肉(心筋)が壊死する病気。血流が悪くなり心筋が酸素不足になると起こるのが狭心症です。

「心筋梗塞」は糖尿病があると動脈硬化が進行しやすく、リスクも高くなります。糖尿病以外にも、高コレステロール、高血圧、喫煙、加齢、肥満などが要因となりますが、この時期は、気温の低下や温度変化も発症に影響しやすく、12月から3月にかけて心筋梗塞などの心疾患による死亡者数が多く、暑い時期に比べ2倍近いそうです。冬は気温が低いことや、温度差が大きいことなどが影響していると考えらるので、寒い冬に心筋梗塞などの心疾患を予防するために色々注意が必要です。

温度差は要注意!外出時はしっかり防寒対策しよう!

寒い野外に外出する時には、からだが急に冷えないように防寒着、マフラー、帽子、手袋などを着用し、寒暖に対する体の負担を軽減しましょう。防寒をすることなく急に寒い場所に行くと危険な場合があるので、屋内ではトイレや入浴時も要注意です。室内には暖房を入れて暖かくしていても、トイレや脱衣所は寒いままにしている場合が多いでの、暖房を入れるなどしておくと良いそうです。

入浴時も要注意!

入浴するときは、からだが冷えたままいきなり熱いお湯に入ると血圧が上がることがあります。また、汗をかいて水分が抜けると、血液の粘度が増し血栓ができやすくなる。お湯はぬるめにし、長湯をしないことが大切です。

タバコやお酒も要注意!

タバコを吸うと、心拍数が増えたり動脈の収縮が起こり血圧が上がり、血管壁の細胞を傷つけ動脈硬化を促進してしまいます。また、喫煙により発生する一酸化炭素は、血液が酸素を運搬する能力を減らしてしまいます。できれば、禁煙、、、と言いたいところですが、控えましょうね。

またお酒も要注意です。アルコールは適量であれば動脈硬化の予防に働くという報告もあるが、適量を超えると逆に危険性のほうが大きくなるので、注意しましょう!

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