クエン酸とは

クエン酸は主に、レモン、みかん、グレープフルーツなどの柑橘類や梅干しなどに含まれる酸味=すっぱい成分です。そう言えば、疲れた時はすっぱいものを食べると良いとも言われますね?この酸味成分が体内で糖を代謝し、エネルギーに変えてくれます。また、体内に入ったマグネシウムやカルシウムなどのミネラル分を吸収しやすくして、身体の疲労物質を分解し、体内の蓄積を防いでくれます。
だいたい、大きめのレモン1個に約4g、梅干し1個に1gのクエン酸が含まれています。

クエン酸効果

①疲労回復・筋肉痛の防止
体内の「乳酸」を分解するクエン酸。身体が疲れている時は、乳酸がたまっている状況です。この乳酸を分解して新陳代謝を助ける働きがあります。疲れた時には酸っぱいものを!!

②血液の酸性化を抑制・血流改善
血液のサラサラ化を助けます。クエン酸は血中の乳酸を『クエン酸回路』に再度加えることにより、血液の酸化を抑え、血流をサラサラにしてくれます。

③ミネラル吸収促進
=老化予防(活性酸素の抑止)
クエン酸には、ミネラルやビタミン類を吸収しやすくする効果があり(キレート作用)体内に取り込まれたミネラル類を酵素が触れる前にクエン酸が包み込み、酸化から守ります。

④美肌効果
新陳代謝を活発にして、美肌効果にも期待!
クエン酸により、身体の細胞が正常に働き、古くなった角質をスムーズに剥がしてサイクルを正常にする働きがあります。
お風呂に入れて・・・200リットルの浴槽に約20g加えると、お肌がスベスベになり、温まり効果が高まります。
リンスに最適・・・クエン酸水(水100ml クエン酸約2g)をリンスの代わりに使うとしなやかな髪質になります。

⑤食欲増進
クエン酸は酸味により、唾液や胃液の分泌を促して食欲を増進させる効果があります。

⑥ダイエット効果
クエン酸には、エネルギー代謝経路である「クエン酸回路」を活性化させる働きがあり、日頃のバランスのとれた食事と適度な運動と共に、クエン酸効果の「クエン酸回路」を活性化させれば代謝アップにつながり、ダイエットにも効果的と言われています。

こんなことにも使える!?

●根菜類の下ごしらえ
ゴボウ、レンコン、うどなどの根菜類は、水1リットルにクエン酸小さじ1(3g)を溶かした水につけておくと、黒ずみを防いできれいに仕上がります。

●臭みを取る
キャベツを茹でる時に少量お湯に加えると独特の臭みが気にならなくなります。

●辛みを抑える
大根おろしが辛い時にも少量加えると食べやすくなります。

●焼酎、ウイスキーに
焼酎やウイスキーにごく少し加えると酸味が美味しくなります。クエン酸サワーにも最適!

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