生活習慣病予防に「減塩」!でも控えすぎも良くない?
生活習慣病の原因として「塩分」の取り過ぎがあげられますが、実は健康な体の人にとって「減塩」のし過ぎも良くないそうです。
なぜ「減塩」は身体によいのか?
生活習慣病の原因とされているため、最近は「減塩」が叫ばれ、減塩された調味料も多くなりました。しかし、健康な体の人にとって減塩のしすぎも良くないそうです。もちろん、生活習慣病になってしまった患者さんや、その予備軍の人たちにとって「減塩」は必要です。これに対し、日常的に支障がない人たちにとっても減塩が勧められている理由には、東北や北海道の地域の人たちの食生活から来ているようです。
これは、塩分が多い食事をしている東北や北海道の地域の人たちは、平均して脳梗塞や高血圧の人が多く、平均寿命も2年から3年短いと言われているからです。塩分の元でもある食塩は、塩素とナトリウムから形成された添加物。その食塩を取りすぎると血液中にナトリウムが増え、水分を多く含む原因になります。その血液が心臓に運び込まれると心臓の負担となり血圧が上昇する原因になったり、脳卒中の原因になると言われています。そのため、食塩を体内に取り入れすぎないように減塩することが健康に良いという傾向になっています。
「塩分」には身体を温める効果がある!
ただ、東北や北海道の地域の方々が塩分を多めに摂取しているのには理由があります。北の方の地域はとても気温が低く寒い地域ですが、「塩分」は体を温める作用があり、塩分を摂取することで冬の寒さを凌いできているのです。また、寒い地域は野菜不足になるので、塩分などを使って野菜の保存をし、冬でも栄養が取れるように工夫されているのです。そのため、他の地域よりも塩分摂取量が多くなりますが、体を温めてくれるため逆に健康に良かったとも言われています。また平均寿命などを見ても、他と比べて2年から3年程度なため、逆に脳梗塞や血栓など寒さから発症する病気が原因で平均寿命が少し短いとの説もあるくらいだそうです。
「塩分」も体には重要な存在!
確かに「塩分」を節制することで、高血圧には効果はありますが、高血圧などの症状が減っても脳梗塞や血栓などの病気は増える可能性もあると言えます。体温を保持し温めてくれる「塩分」を控えすぎることで、体の冷えをもたらしてしまうことになります。
特に年齢が上がるほどに体も冷えやすくなりますが、あまりにも脂質の多い食事や塩分の多い食事をしていない限り、減塩をするのはかえって体を冷やしてしまう行為になってしまうとも言えます。また、むくみの原因と言われている塩分ですが、体内に水分を保持する機能としては、ミネラルやビタミンを体内にキープする役目も担っています。必要な栄養分が体内にあることで、病気にも対抗できる健康的な身体を作ることができるので、塩分は非常に重要な存在です。もちろん過剰な摂取は良くないですが、あまり「減塩」に気を使いすぎて、逆に糖分の多い食事、脂質の多い食事、野菜ばかりで体を冷やすような食事など偏らないようにする事も大切なんです。
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