トマトや赤い果物

特に調理されたトマトには多くのリコピンが含まれます。リコピンとは赤い果物に含まれるカロテノイド色素で、植物はこの色素を太陽から身を守るために活用することが知られています。なのでカロテノイドを多く含んだ鮮やかな色をした果物や野菜を摂取することで日光に対する耐性を上げることができます。トマトは加熱するとリコピンが増加することが知られていて、トマトペーストをテーブルスプーン数杯分摂取するだけでも日光対策として有効であることが研究で明らかになっています。赤い果物全てにこの色素が含まれていますが、スイカやグレープフルーツには特に豊富に含まれています。甘いものよりも辛いものの方が好み、という方はチリパウダーも効果的です。チリパウダーにはビタミンEが含まれているのでまさに一石二鳥です。

さつまいも

リコピンと同様に果物や野菜に含まれるオレンジ色素であるβカロチンも日焼け対策として効果的です。βカロチンを最も多く含んでいる野菜はサツマイモです。紫色のサツマイモはおいしいだけでなく、シアニジンやペオニジンなどUV対策の化粧クリームにも使用されている酸化防止効果のある色素が多く含まれています。
βカロチンは、他にもにんじんやバターナットスクや緑の野菜にも多く含まれています。

鮭やニシン、サバ、マスやイワシなどの冷水魚には日光から肌を守る効果のあるオメガ3脂肪酸が多く含まれています。
オメガ3脂肪酸には、原子レベルで肌を破壊してしまい、シワや日焼けの原因になる活性酸素から、肌を守ってくれる効果があることが証明されています。
塗る日焼け止めに加えて、魚を食べることはとても紫外線対策、そして日焼けによるダメージ防止に役立ちそうです。
肌が弱い人でも、内側からの紫外線対策をすることが可能になります。ぜひ摂取すると
良いみたいですよ。

ココナッツオイル

スキンローション代わりや髪のコンディショナー代わりにココナッツオイルが使えるココナッツオイル。ココナッツオイルには中間鎖脂肪酸や飽和脂肪が多く含まれ、日焼け対策として効果的です。
摂取量としては1日に1/4カップくらいの摂取量が理想なのだそうです。そのままでも味が平気な方であれば朝夕とスプーン1杯ずつ飲んだり、トーストに塗ったり、お茶に入れたりしてみてもいいそうです。料理用のオイルの代わりとしても使用できますし、直接肌に塗ってもサンスクリーンとして使えるといいます。
このように、日焼け止めのクリームを塗るだけでなく、体の中に日焼け対策の栄養素を取り入れることでさらなる予防効果になるんですね。
日に当たることが避けられないのであれば、効果のある栄養素がたっぷり含まれた食材を使って、美味しく食事をしてみるのも良いかもしれませんね。

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