辛いものの食べ過ぎで起こりやすい症状

辛いものには発汗作用や血流を良くしてくれる効果もあるので、適度な量なら食べることはオススメしますが、何事も過度な摂取は禁物です。辛いものを食べ過ぎて、おなかが痛くなった経験のある方もいらっしゃるのではないでしょうか?辛いものは“刺激物”です。その危険性もしっかり知っておきましょう。

味覚が鈍くなる!

人間は口にしたものの味を、舌の付け根にある「味蕾(みらい)」という部分で感じとります。小さな花のつぼみのような形で数多く存在しているのですが、歳を重ねるにつれてその数は減っていくそうです。しかし、唐辛子やタバスコ、わさび、からしなどの辛いものを摂取しすぎると、味蕾が必要以上に刺激されて年齢にかかわらず壊れてしまうのです。

味蕾が壊れるということは、味を感じにくくなり、味覚障害が起こります。成人の平均的な味蕾の数は約3,000個といわれていますが、最近では若い方でも2,000個ほどしかない方がいるそうです。味蕾が2,000個しかない方は、味覚障害者とみなされることがあります。また、亜鉛不足により味覚障害を引き起こしてしまうこともあり、そのような方は味が分からなくなってしまうぶん、さらに強い刺激を求めて辛いものを食べてしまうという悪循環に陥りやすいようです。

生活習慣病のリスクが高まる!

味が分からなくなってくると、より味の濃いものを食べるようになります。その結果、糖分や塩分の摂りすぎによる病気を引き起こす危険性が高まります。また、味覚障害の陰に脳腫瘍や脳梗塞などの脳の異常で中枢神経系が正常に働かなくなる病気が隠れていることもあります。

激辛なものを好んで食べている方は、自分の味覚が正常かどうか確かめ他方が良いかもしれません。味覚障害を起こしていることに気づけないということは、命にかかわる病気の前兆を見逃すことになるので、とても危険なんです。

食中毒のリスクが高くなる!

そもそも人間に「味覚」があるのは、身の危険を察知するためです。これは五感すべてに同様のことが言えます。「味覚」が鈍くなるということは「(味という面で)危機を察知しにくくなる」ということで、口にものをいれても、それが安全なのか危険なのかということが分からなくなってしまうんだそうです。 例えば、食品が腐っていれば、当然変な味がしますが、味覚障害を起こしていると、その判断ができずに食べてしまうのです。その結果、食中毒に陥ってしまうことが多いそうです。

喘息が悪化する!

カプサイシンを含む辛いものを食べると、舌や口の中がヒリヒリしますが、その刺激は口だけで感じるものではなく、体外に排出されるまであらゆる粘膜に影響を及ぼすそうです。影響範囲は気管支や直腸、肛門にいたる消化器官全体です。

特にぜん息をお持ちの方は要注意で、気管支がカプサイシンの強い刺激を受けると気管支収縮が起こり、息切れや咳が生じてしまいます。

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