マンゴーの力
マンゴー、甘くて美味しいですよね。
ドライフルーツ・マンゴープリンやケーキなの製菓原料・スムージーの原料など幅広く利用されています。夏が近づくと外食産業や製菓店などでマンゴーフェアが開催される機会も多く、夏を知らせるフルーツとして広く親しまれていますね。
葉酸が豊富
果物の平均と比較しても、マンゴーには多くの葉酸が含まれているそうです。
肌を若々しく保つ栄養素の葉酸は、「造血のビタミン」とも呼ばれています。葉酸は赤血球の生成を促す働きがあるため、貧血の改善にも効果大です。血液の質を改善することで、くすみ肌や口内炎のお悩み解消にもつながります。
また、葉酸には胎児の先天的な異常を予防する効果もあります。妊娠した女性には嬉しい栄養素とも言えますね。
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ちなみに、この葉酸を十分に働かせるためには、ビタミンB12を摂取することが大切です。ビタミンB12はお肉や魚介類に多く含まれているので、併せて食べるようにしてみましょう。
生活習慣病予防
マンゴーの代表的な栄養成分とも言えるのが抗酸化ビタミン。100gあたり610μgと果物類の中では比較的β-カロテン含有量が多く、ビタミンCやビタミンEもバランス良く含まれています。マンゴーのビタミンC含有量は100gあたり20mgと際立って多くはありませんが、マンゴーのビタミンCはフルーツの中では珍しく水や加熱に強い性質があること・ビタミンCの吸収を高めるフラボノイドの一種でビタミンPの1つ「エリオシトリン」が含まれていることから補給源として役立ってくれるでしょう。β-カロテンは体内でビタミンAへと変換されますから、合わせて摂ると相乗効果が期待されるビタミンACEがまとめて摂れる=高いアンチエイジング効果が期待出来る果物と言えます。
マンゴーに含まれている抗酸化物質は増加する悪玉コレステロール(LDLコレステロール)の増加抑制にも役立つと考えられています。悪玉コレステロールは動脈の内壁に付着することで血流を妨げ、血管の柔軟性を低下させることで高脂血症や動脈硬化などの原因になります。これを抑制する抗酸化物質に加えて血圧を正常に保つカリウムも含まれているため、マンゴーは動脈硬化・脳梗塞・心筋梗塞などの生活習慣病予防にも役立つとされています。
そのほかマンゴーに含まれるカロテノイドの一種「ビオラキサンチン」という成分は細胞の癌化抑制効果も報告されており、ビタミン類などの抗酸化物質と相乗することでガン予防にも効果が期待されています。
目に優しい
β-カロテンから変換されるビタミンAは網膜で光を感知するロドプシンの生成にも利用されています。このため不足なく補うことで目の疲れの緩和・視界をクリアにするなどの働きが期待できると考えられています。完熟マンゴーにはアントシアニンが含まれているという報告もありますから、相乗効果も期待できますね。またビタミンAは目や呼吸器などの粘膜を正常に保持する働きもありますし、β-カロテンは抗酸化作用によって目のダメージを軽減する働きもあります。これらのことからβ-カロテンを豊富に含むマンゴーは目の疲れや乾燥予防に役立つと考えられています。
加えてマンゴーには同じくカロテノイドに分類される色素成分ゼアキサンチンも含まれています。ゼアキサンチンは目の黄斑部に存在する成分であり強い抗酸化作用を持つため、活性酸素によって水晶体が酸化しおこる白内障などの目の老化・黄斑変性症予防に効果が期待されています。またゼアキサンチンは紫外線やパソコンやスマホから発せられる青色光(ブルーライト)のような、活性酸素を発生させる光を吸収することで目を守る働きもあると考えられています。
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