スイカの力
日本の夏の風物詩であるスイカ。
みずみずしく上品な甘さが、暑さで乾いた喉やカラダを潤してくれます。大玉や小玉、赤や黄色、丸や楕円と様々な品種が出回っています。
むくみ予防
スイカにはシトルリンやアルギニン、カリウムを含みます。この3つの栄養で期待されている効能は利尿作用です。
アミノ酸の一種であるシトルリンは、スイカから発見された成分で、メロンやきゅうりなどウリ科の植物に多い栄養です。
シトルリンやアルギンには腎臓の働きをサポート、水分代謝を促進してくれます。そして、尿を出やすくするとともに老廃物も排出する効能があります。
また、スイカの効能は、ナトリウムを排出するカリウム、シトルリンとアルギニンとの相乗効果によって、むくみの解消や膀胱炎、腎炎の予防に効果的です。
シトルリンは果肉よりも、皮の白い部分に多く存在する栄養成分です。
疲労回復
スイカの栄養はバランスがよく、夏バテや疲労回復の効能があります。
スイカは90%以上が水分ですが、前述の栄養素の他にもミネラルやアミノ酸が豊富です。
さらに、ビタミンB1やビタミンB2、すばやくエネルギーに変わる果糖やブドウ糖など、多くの栄養をバランスよく含むので疲労回復に優れています。
夏バテや疲労回復の効能をより高めるには、スイカと一緒に塩分を含む食品と摂るのがおすすめです。これは、汗とともに流れ出てしまったナトリウムを補えるからです。
アンチエイジング
スイカは抗酸化作用を持つ成分を含むアンチエイジングフルーツとしても女性を中心に人気が高まっている食材。スイカのβ-カロテン含有量は100gあたり830μgと緑黄色野菜の基準値を上回るほど多く含まれており、同グラムで比較した場合はピーマンの約2倍になります。
また赤肉系のスイカであれば同じくカロテノイドの一種でありβ-カロテンの2倍以上の抗酸化力があると言われるリコピンも、一般的なトマト(※ピンク系品種)よりも多く含まれていると言われています。リコピン量については諸説ありますが、100gあたりトマト3.0mg・スイカ3.2mgとする説、スイカはトマトよりも約40%程度リコピンが多いとする説がありますよ。
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