忙しかったり、悩み事があったり、夜更かしをしていつもより寝不足になった翌日は、日中に眠くなることがありますよね。

レジャーやスポーツで普段以上に体を動かした日も、体が疲れて同じように眠くなることがあります。
そんな睡眠のしくみ、人間と睡眠の関係とは

1日の3分の1は睡眠時間!

日の睡眠時間を8時間とすると、24時間のうちの3分の1は睡眠時間に費やされていることになります。

この計算でいけば、人生の3分の1は睡眠時間だとも言えます。

このように、1日のうちで決して短くない時間を占める睡眠時間が、どのようなメカニズムのもとに行われ、また、わたしたちの身体にどのような影響を与えているか、みなさんはご存知でしょうか。

成長ホルモンのすごいはたらき!疲労回復から美肌育成まで

睡眠時間は、一日酷使した脳や体、神経を休ませるための大切な時間です。

この休息時間を使って、筋肉や内臓などを休め、それと同時に成長ホルモンの分泌を行います。

成長ホルモンが分泌されることによって、免疫システムが整えられたり、傷ついた細胞の修復が行なわれたりするため、わたしたちの身体の疲労は回復し、健康な状態に保たれるのです。
体にウイルスなどの異物が入ってきたときに、それを除去しようとする働きが起こったり、新しい細胞が生まれたりするのも、成長ホルモンが正しく分泌され、免疫システムが正常に動いているためです。

睡眠中は、成長ホルモンがもっとも分泌する時間です。

まとまった睡眠を取れないと、胃腸の調子がすぐれなかったり、肌がくすんだり、肌荒れを起こしたり、吹き出物が出ることがありますよね。

それは、睡眠がきちんと取れなかったことにより、成長ホルモンの分泌がさまたげられてしまったために起こることなのです。

イライラを撃退!ストレスを追い払う睡眠物質

わたしたちの体内には、数十種類もの睡眠物質があることが分かっています。

それらの物質はすべて睡眠に関わる物質でありながら、その特性は皆同じではありません。

睡眠物質は、わたしたちが質のよい睡眠を取れるよう、協力し合ってはたらいています。睡眠物質には、ストレスのもととなる有害物質を追い払うはたらきがあります。
睡眠物質は睡眠中に分泌されるため、睡眠不足が続くと、イライラしたり、情緒が安定しなかったりといった弊害が起こるのです。

睡眠中の脳のはたらき

わたしたちの身体の司令塔とも言える脳は、睡眠時間であっても、すべてのはたらきをストップさせているわけではありません。

それでは休まずに何をしているかと言うと、その日一日で得た情報を整理し、脳に記憶させるという仕事をしているのです。
記憶は、睡眠時間を経て初めてしっかりと脳に定着するのです。

良質な睡眠時間は美容と健康の鍵。

わたしたちの生命活動に欠かせない睡眠ですが、ちょっとしたことで神経のバランスが崩れ、規則正しい睡眠を取れなくなってしまうこともあります。

しかしそれは、生活態度の見直しを行ったり、ストレスをためないよう工夫したりすることで、改善されていく可能性があります。
カウンセリング機関を積極的に利用し、抱えているストレスについて専門家に聞いてもらい、一緒に解決方法を探すのも有効な方法です。

また、疾患による不眠や過眠に関しても、医療機関での治療、投薬などによって治癒したり、症状が軽くなるケースがほとんどです。

美容や心身の健康のためにも、良質な睡眠時間を得られるよう心がけていきたいですね。

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