現代病の一種「スマホ首」!

知らず知らずのうちにあなたもなっているかも?

電車での移動中や帰宅後、寝る前など、少しの時間でもついついその画面を開き、ゲームや調べ物、ネットサーフィンや動画鑑賞をする、という方は多いのではないでしょうか。
このように、今や手放すことが出来ないツールの一つになっているスマートフォン。

しかし長い時間スマートフォンを見続けた結果、肩がこったり腰が痛くなった、頭痛がする、なんていう経験をしたことはありませんか?
もしかしたらそれは、首の筋肉がスマートフォンの画面を見続けることによって前に引っ張られ、異常が起きている状態、通称「スマホ首」の症状かもしれません。

その主な症状は頚椎や神経、椎間板を圧迫するので首肩を中心としたものが多く、慢性的な肩こりや首のこり、頭痛、眼精疲労、ドライアイ等の症状が現れます。
また背中はお尻よりも後ろにさがってしまって猫背になり、その結果、胸や胃も圧迫してしまって首からの症状とは関係ないように思われるような場所の不調や失調症も現れることがあります。
さらに症状が進行していくと頚椎症性神経根症となってしまう場合もあり、首から腕にかけてしびれや激痛を引き起こすようにもなってしまうのです。

そこで今回は新たな現代病であるスマホ首について、その予防策と症状が出てしまった時の改善策をご紹介したいと思います。

スマホ首、あなたは大丈夫?

簡単セルフチェックシートで今すぐ確認してみよう

さて知らず知らずのうちになっていることが多いスマホ首。あなたは大丈夫でしょうか?
スマホ首の危険性を調べるセルフチェックシートをご紹介しますので、心配な方は該当する項目が幾つあるか、まずは調べてみましょう。

スマートフォンを使っている時、首こり、肩こりを感じることがある
上を見上げると首に違和感を感じる、もしくは上を向くことができない
スマートフォンを見るときはうつむき姿勢でいることが多く、姿勢を変えることが少ない
目が疲れやすい、またはドライアイである
姿勢が猫背になっていることが多い
1日5時間以上、スマートフォンやパソコンを使用している
最近疲れやすく感じる
寝るときはスマートフォンを枕元に置いて寝ている
睡眠不足だと感じることが多い
何となく身体に不調があったり、やる気がおきない
いかがでしたでしょうか。
3つ以上該当している項目があった方はスマホ首の可能性、またはスマホ首になる危険性が高いと言えます。
今すぐスマートフォンを使用する際、以下の内容に注意するようにしましょう。

まず首の角度に注意するようにして、目線が下がってしまわないようスマートフォンの画面の位置を上にあげるようにし、スマートフォン自体も目線と垂直に近い角度で持つようにします。
また、長時間の使用は避けるようにし、15分以上連続で使用することもできるだけやめましょう。

スマホ利用の際の姿勢に注意!

ストレッチと専用グッズも活用して予防しよう

すでにスマホ首になってしまった!という方はこれ以上症状が進行してしまわないよう、これからご紹介する改善策を行うようにしてみてください。

まず前に傾いてしまった首の位置を正しい場所へ戻すストレッチを行います。
その方法は、腕をおろした状態でワキの奥に反対の手の指を4本を入れ、親指と指でしっかりと胸の筋肉をつかみます。
その状態で腕を肩と水平の高さまで上げ、手のひらは下に向けましょう。
少し上を向いて上げた腕と反対側の肩に耳をできるだけ近づけ、あごを斜め上に向けます。耳の後ろが引っ張られているのを感じたらそのままの姿勢を15秒間キープしましょう。これを1日1セット、左右3回ずつ行います。

このストレッチをすることで首の前側の筋肉が伸ばされ首が正しい位置へと戻りやすくなり肩こり・首こりも改善し、自律神経のバランスも整いやすくなります。

また入浴する際は少しぬるめの40度前後のお湯に首から顎の下までしっかり浸かって筋肉を暖めるようにすると良いでしょう。
血行が良くなりこりが改善することでスマホ首の症状も緩和することが出来ます。
また睡眠時に使える専用のネックウォーマーや首のこりを改善する専用のストレッチ器具、筋肉を刺激し血行を促進させてくれる磁気ネックレスなども併せて活用するのもオススメです。

今や手放すことが出来ない便利なスマートフォン。
使うことで身体の調子が悪くなってしまうことのないよう、使用する際の姿勢には十分気をつけ、改善策も活用しながら上手に予防していきたいですね。

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