「利尿作用」とは

「利尿作用」というと体に良いイメージですが、尿の量が増えることは気になる方が多いようです。実際、身体に良いのでしょうか?

「利尿作用」とは排尿量を多くする作用のことで、この作用が高まると、体内の毒素や老廃物、余分な水分を体外に排出します。尿を体に溜めてしまうと、毒素や老廃物、余分な水分が体内に溜まり、血行を悪くし、血行が悪くなれば、新陳代謝も低下します。「利尿作用」を高めることで、血液循環がよくなり、栄養や酸素が細胞にきちんと行き届くことで、新陳代謝を高めることが出来るんです。

「利尿作用」を高める水分補給

水分を摂れば「利尿作用」が高まり、新陳代謝の向上につながりますが、ただ闇雲に水を飲んでも、胃腸を壊したり、むくんでしまいます。水分を摂取をする際には、次のようなポイントを抑えましょう。

まず、1日で摂取したい水分量は1.5リットル程度です。もちろん一度に摂取するわけではなく、こまめに摂るのが大事です。朝起きた時、ランチのとき、入浴前、入浴後、寝る前、にコップ1杯程度の水分補給をすると良いでしょう。

特に、寝ている間にはコップ1杯、夏だと2杯分の汗をかくと言われています。それを補給するためにも、朝起きたときと寝るときにお水を飲むようにしましょう。寝る前に水分を摂っても、必要以上に摂らない限りはむくみの原因にはなりません。適度に水分を補給することで、血液濃度が高くなるのを防いで血行をよくし、新陳代謝を高めてくれます。

「利尿作用」の高すぎるアルコールは注意

ここで注意したいのはアルコールです。ビールを飲むとトイレが近くなることが多いと感じる方が多いと思いますが、これはアルコールに利尿作用があるからです。アルコールに含まれるカリウムが新陳代謝を促すことや、水分量が多いこと、またアルコールには抗利尿ホルモンの分泌を抑える作用があることが理由です。

ただ、アルコールは利尿作用が高いため、脱水症状を起こしてしまう危険性もあります。脱水症状を起こせば細胞も脱水してしまい、新陳代謝は高まりません。細胞内の水分も失われることで、頭痛を引き起こしたり、血液濃度も高くなり、動脈硬化の原因になったりします。アルコールの過剰摂取は利尿作用を高め過ぎてしまうので、注意が必要です。

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