みなさんはボクシングを見たりしますか。
ボクシングには過酷な減量がありますね。
階級によって決まった体重制限があります。その体重制限を超えてしまうと、計量失敗になってしまいますね。
ボクシングで計量を失敗をしてしまうとどうなってしまうのでしょうか。
今回はボクシングの計量失敗について少しですが、紹介したいと思います。

計量失敗すると

ボクシングの計量に失敗し、体重超過になった場合どうなるのでしょうか?

プロボクシングは興行です。お金がかかっているのでよほどの体重オーバーでなければ試合中止にはなりません。

ただ、ファイトマネー没収などのペナルティを科せられます。

JBC(日本ボクシングコミッション)が2018年9月14日に体重超過のルールについて発表しています。

超過が契約体重の3%以上の場合は失格、3%未満であれば2時間の猶予で再計量が行われます。

しかし、8%以上の超過では試合中止になります。

国際マッチ以外は、試合が決定されても制裁金、ライセンス停止など罰則は重いです。

世界タイトルマッチの体重超過は、王者が体重オーバーした場合はその時点で王座剥奪で、挑戦者が勝利した場合、挑戦者の王座認定となります。

挑戦者が体重オーバーした場合は挑戦権剥奪で、王者の防衛認定となるノンタイトル試合となります。

計量のルール

プロボクシングの計量ルールに基づくと原則、試合の前日までに契約体重以下に落とす必要があります。

ただし、ヘビー級は体重制限がないので2日前に計量が行われることもあります。

また、下着のまま計量を行いますが、制限体重以下にできなければ全裸での計量も認められています。

IBF(国際ボクシング連盟)は独自の計量ルールを規定しています。

前日計量だけではなく、当日の計量も行います。前日計量から10ポンド以上増やしてはいけないと定められています。

もし、10ポンド以上体重が増えてしまった場合は体重超過になります。

これは、ゲンナジー・ゴロフキン対ダニエル・ジェイコブス戦でジェイコブスがIBF王座獲得の権利を放棄して当日計量を拒否したことから始まりました。

当日計量で10ポンド以下に抑えた選手が不利になることを考慮し、IBFのタイトルマッチはこのルールで行われます。

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