オリンピック競技「柔道」
オリンピックの花形競技である「柔道」の見どころとは
柔道とは
柔道とは、格闘技の1種です。武道と位置付けられ、公平さや安全面を考慮したクリーンなスポーツです。
柔道の起源は元を辿ると、戦国時代に合戦や護身、果し合いなどに使われていた柔術です。現代で言えば古武術や合気道が近しいところにあります。
1877年に嘉納治五郎が江戸時代の柔術家である福田八之助の道場に入門し、天神真楊流柔術(てんじんしんようりゅうじゅうじゅつ)の稽古に励みます。乱取りでは起倒流柔術(きとうりゅうじゅうじゅつ)を稽古しました。その後、嘉納治五郎は1882年に講道館を創設し、柔術の経験から、現代の柔道の元祖である嘉納流柔術を完成させます。これが、徐々にスポーツ化されていきます。
嘉納治五郎はこの柔道に対して柔の理を重視しており、相手の力を利用して相手を倒す理論が基本的な考えです。ただ、己を強くするために鍛えるのではなく、「柔よく剛を制す」という「心身の力を最も有効に使用する道」を生徒たちに教えていました。
このように相手を力で打ち負かす考えではなく、心身の力や相手の力を利用するという考えがモットーとなっています。この点が柔道の魅力であり、柱となるものです。
オリンピックでの競技方法
試合時間は4分。どちらかの選手が一本を取った時点で終了し、勝敗が決まります。技が決まり、相手を制することができても、一本となるすべての要件を満たさないときが技ありです。
一本がないまま4分間を終了したときに、技ありを決めていた場合は優勢勝ち。優劣がつかない場合は指導(軽微な違反)の差に関係なく、時間無制限の延長戦(ゴールデンスコア)に入ります。
オリンピック柔道の階級(男女各7階級)は、男子は60kg級、66kg級、73kg級、81kg級、 90kg級、100kg級、100kg超級、女子は48kg級、52kg級、57kg級、63kg級、 70kg級、78kg級、78kg超級に分類されています。
柔道の見どころ
一瞬の駆け引きで決まる豪快な投技、投げた後の寝技で相手を手中に収める固技など、緊張感あふれる試合展開が魅力です。
柔道の基本理念「柔よく剛を制す」が代名詞のような背負投などの大技は見どころのひとつ。ポイントで負けていても、終了数秒前の大逆転があり得ます。熾烈を極める勝負を最後までしっかり応援しましょう。
関連するまとめ
空手は東京オリンピックの追加種目で注目を浴びていますよね。その空手とは
空手道の魅力は、元気の良い挨拶が出来るようになったり、目上の人に対して敬語を使って話せるようになったりと色々…
関連するキーワード
地元横浜のスポーツチームをこよなく愛しています。
マリノスもベイスターズもビーコルも、頑張れ~
アクセスランキング
人気のあるまとめランキング
スポーツドリンク特集
スポーツドリンク特集
スポーツドリンク比較-Part2
スポラボ編集部 / 448 view
運動時にスポーツドリンクの効果的な摂り方
スポラボ編集部 / 398 view
スポーツドリンクを購入!!選ぶポイントって何?
スポラボ編集部 / 486 view