
バスケットボールのピックアンドロールとは
バスケのオフェンスの代表的な戦術である「ピックアンドロール」をご紹介します。
ピックアンドロールとは、「ピック」というプレーと「ロール」というプレーが合わさった戦術です。
ピックとは
「ピック」とはピックプレーの略で、スクリーンをするプレーヤーのことをスクリーナーと呼び、ボールマンが「壁を作って俺についているディフェンスの邪魔をしてくれ〜」とスクリーナーを呼ぶ行為のことを指します。
ロールとは
「ロール」とはロールターンの略です。このロールは先述のピックで壁となった、スクリーナーが行うプレーです。
スクリーナーがボールマンのディフェンスの壁になり進路をふさいだ後、スクリーナーとボールマンについているディフェンダーがぶつかった時にスクリーナーがゴールに向かってロールターンをする、というプレーです。
ピックアンドロールとは
ピックアンドロールはこのピックとロールを組み合わせた戦術になります。仕組みとしては、ディフェンダーを剥がしてオフェンスを有利にさせるというものです。
プレーの流れとしては、
①ボールマンがピックしてスクリーナーを呼ぶ
②スクリーナーがディフェンスの横で壁となる
③ボールマンについているディフェンスが剥がれて、ボールマンがフリーになる
④フリーになったボールマンがレイアップやジャンプシュートを打つ
という流れになります。
しかし実際はディフェンスが簡単にシュートを打たせるはずがありません。簡単にオフェンスをフリーにさせないために、ディフェンスはあの手この手と手を打ってきます。多くはスクリーナーについていたディフェンダーが、フリーになったボールマンにつくのですが、もともとはスクリーナーについていたディフェンダーがボールマンにつくことになるので、スクリーナーがフリーになります。そこでスクリーナーが「ロール」をしてゴールに向かっていくところにボールマンがパスを出せば、フリーで楽々得点できるというものです。
このようにピックアンドロールを使えば、ディフェンスが後手で対応せざるを得なく、一瞬ボールマンがフリーになったり、スクリーナーがフリーなったりと、「ズレ」が生じるのです。
この「ズレ」が大きくなればフリーでシュートを打つチャンスを生むことができるのです。
ピックアンドロールはやっていること自体は非常にシンプルですが、とても有効的な戦術であり、かつバスケットボールでは最も基本的なプレーと言えるでしょう!
また観戦していて複雑に見えるオフェンスの動きや戦術も、実はピックアンドロールをいくつも組み合わせたり、応用しているだけなのです。
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