運動とコラーゲン
コラーゲンは人の体に存在するタンパク質の一種で、皮膚や骨などあらゆる組織や臓器に分布されています。
みなさんはコラーゲンと聞くと、お肌に良かったり、女性がよく使う化粧品だったりするイメージですよね。しかし、コラーゲンって一体どんなものなのでしょうか?実際詳しく知ってる方も少ないと思いますので、今回はコラーゲンを紹介しながら運動との関連性を少しですが紹介したいと思います?
コラーゲン
コラーゲンは人の体に存在するタンパク質の一種で、皮膚や骨などあらゆる組織や臓器に分布されています。
繊維や膜のような構造体を作りながら存在し、体内のタンパク質の約30%を占めていますね。
スポーツにおいて
コラーゲンの効能はスポーツにおいても注目されています。コラーゲンは筋肉と骨をつなぐ腱の主成分でもあり、筋肉中にも豊富に含まれています。
激しく体を動かし続けていると、「使いすぎ症候群」と呼ばれる腱や筋肉の損傷によるスポーツ障害が生じやすくなります。投球による野球肘やランニングによる膝の痛みなどがその例です。
コラーゲンの合成は損傷した筋組織が回復していく時に活発になるため、その際にコラーゲンを補給することで新たに丈夫で壊れにくい筋組織が形成されることが期待できます。
関節にも
関節は骨と骨をつなぎ合わせる部分であり、軟骨や靭帯が間に入ることで、骨同士が擦り合って傷つくのを防いでくれる効能があります。
私たちが肘や膝を曲げ伸ばししたり、手足の付け根や肩などを回したりできるのは、関節があるからです。
骨に含まれるコラーゲンと同じく、関節のコラーゲンもクッションのような働きをしながら強度や弾力性を保ってくれています。
骨と違うところは、関節は曲げ伸ばしといった動作が伴うということです。骨の結合部であるため、動かすと摩擦が生じます。
関節軟骨でコラーゲンの合成がうまくいかなくなると、関節は滑らかな動きを失って可動域が狭まったり、少しの動作や衝撃でも傷めやすくなったりします。
衝撃が大きくなると関節は炎症をおこし、ひどく場合は歩行も困難になるなど、日常生活にさまざまな影響を及ぼしてしまいます。
最近になって、食事などで体内にとりこまれたコラーゲンは骨や関節などの細胞に作用し、新たなコラーゲンを生み出す可能性があることが明らかになってきています。
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