スポーツの試合前に音楽を聴いたり、アロマを嗅ぐ事によって緊張を抑えたりする事はありますよね。耳や鼻からもそうですが、目からの情報からも、熱くなったり、落ち着いたりする効果があるそうです。
今回はそんなスポーツと色の関係性を少しですが紹介したいと思います。

色がもたらす効果

運動パフォーマンスと色の関係については、科学的根拠の有無よりも、感覚的にそういう傾向にあると信じられることが少なくないですね。例えばサッカーではGK(ゴールキーパー)が赤いユニフォームを着ているとPK(ペナルティキック)が決まりにくく、逆にPKを蹴る側が赤いユニフォームだと決まりやすいといった研究事例がヨーロッパで発表されています。スピードスケートの世界では「青いウエアが速い」と信じられ、赤がトレードマークだったノルウェーの代表選手ですら青いウエアでワールドカップに出場し、ニュースになったこともありました。

色によって違う

<赤>
活力を活性化させ、気持ちを前向きにさせる効果があります。
アドレナリンを分泌させ、心拍数を上げて興奮を促します。

<青>
集中力を高めます。
気持ちを落ち着かせ、心拍数・脈拍を減少させます。 

〈白〉
白には気分の高揚を落ち着かせる、リラックスさせるなどの効果があります。
青のユニフォームと若干効果が似ていますが、青にはより集中力を高める効果があります。一方で白にはリラックス効果があるので、試合前に興奮したり緊張して思うように結果が出せないという方にもおすすめです。

〈黄〉
黄色のスポーツユニフォームは明るさ、元気さなどを印象付ける効果があります。赤と同様、気持ちを高めるなどの作用もありますが、効果は赤ほどではないようです。また、黄色は人間が自然と注意を向けてしまうカラーです。

〈黒〉
黒のスポーツユニフォームは重圧感や威圧感があります。気持ちを引き締めるためにも、また相手を威嚇するためにも黒のスポーツユニフォームは役立ちますが、着ている側にとっても気持ちを重くしたり、色そのものの影響でユニフォームが物理的に重く感じるということもあるので注意が必要です。

格闘技は赤

「ボクシング」「レスリング」「テコンドー」

これらの格闘技種目において、2004年のアテネオリンピックで、
赤のユニフォームを着た選手と、青のユニフォームを着た選手で、
勝敗の関係を調査したそうです。

その結果、赤色のユニフォームを着た選手の方が、勝率が高いという結果が出ました。

陸上は青

陸上競技場のトラックは、土をイメージして作られたと思われるレンガ色が主流でしたが、
近頃では青いトラックを導入する競技場が増えてきています。

その理由として、

◆青は呼吸・脈拍・瞬きの数が減少し、リラックスして集中力が高まる。

◆凝視力が向上するため、まっすぐに走れる。

◆スタート時の緊張が緩和され、フライングが減少する。

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