大会の流れ

■予選
ワールドカップの本大会にはすべての加盟国が参加できるわけではありません。予選によって絞り込まれた32カ国のみとなりますので、この予選から非常に重要な戦いです。各地区にて約2年の期間で行われ、地区ごとに設けられた出場枠を狙って競います。

■本大会
まずはグループリーグが実施されます。予選を通過した32チームが4チームごとの8グループに振り分けられ、その中で勝敗に応じて付与される勝ち点の合計得点で競います。グループリーグでの成績上位2チームが決勝トーナメントに進出でき、決勝トーナメントはトーナメント方式で16チームによって争われます。
なんと、2026年大会からは出場チームが48チームに増えることが決まっており、グループリーグから決勝トーナメントへの流れについても変わることが予想されています。

歴史

ワールドカップは1930年に初めてウルグアイで開催されました。ワールドカップが開催される前は、オリンピックがサッカーの主要な国際大会として考えられていましたが、当時,多くの国でサッカーはプロ組織によるチーム運営が主流であったため,FIFAは設立当初から世界選手権の開催を検討。そして1928年,アマチュアを対象とするオリンピックではなく、「真の世界の王者を決定する大会を開こう」という声明がFIFA総会で採択されました。当時のFIFA会長のジュール・リメとフランスサッカー連盟事務局長のアンリ・ドロネーの功績により、ワールドカップが誕生したともいわれています。
日本は1998年のフランス大会で、ワールドカップ初出場を果たしました。以降、7大会連続で出場を決めています。2002年には、日本と韓国で初の共同開催を行っています。

「ワールドカップ」優勝回数ランキング表

ワールドカップの歴代最多優勝国は、サッカーファンなら誰もが認める“サッカー王国”のブラジル(計5回)です。2022年10月6日に発表された最新FIFAランキングでもブラジルは1位に輝いています。1970年のワールドカップ メキシコ大会では、神様・ペレ率いるブラジルが3度目の優勝を果たし、ジュール・リメ杯を永久保持することとなりました。
ワールドカップでまず注目を集めるのは開催国の決定です。1982年の大会まではFIFA総会での投票によって決定されていましたが、2018年に行われた2026年大会の開催国を決定する投票より、FIFA総会ではなく全加盟協会での投票へと変更されています。

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