プレー人数は

フットサルと同じ5人制フットボール。GK1人とFP4人がピッチに立ちます。ポジションの呼び方もフットサルと同じで、GKをゴレイロ、DFをフィクソ、MFをアラ、そしてFWをピヴォと呼ぶそうです。
プレイヤー人数は5人vs5人で交代自由。同じ選手が何回も出ることができるところもフットサルと同じですが、交代ゾーンはピッチ中央にあり両チームとも同じ場所で交代します。そのためピリオドごとにベンチを入れ替わることはありません。

フィールドとボール

ピッチのサイズは28m×37m。
ピッチ外周にはビニールのラインが設置されますが、ピッチ内には引けないため両サイドにフラッグを立ててその間を仮想のペナルティライン、ハーフラインとします。ゴールの大きさはフットサルよりだいぶ大きく、小学生用のサッカーゴールくらいあります。
ビーチサッカーでは表面の素材が普通のサッカーボールより柔らかい専用のボールを使用し、空気圧も通常より低めに設定されているそうです。
柔らかいボールはキックの力が分散しやすく、正確にインパクトしないと強く速いボールを狙ったコースに蹴るのは難しいようです。

ルール

オフサイドはなく、フリーキックも全て直接ゴールを狙える直接フリーキックのみ。さらに、ポイントが相手陣内ならボールよりも前に、自陣ならボールとコーナーフラッグを結んだ三角形の中に他のプレイヤーは立つことができない。すべてGKと1対1の“壁なし”フリーキックとなるそうです。これは大チャンスですね。
サッカーだとフリーキックやPKはキックの上手な選手が蹴りますが、ビーチサッカーの場合はファールを受けた本人が蹴ります。
また、フットサルにある5ファウルのようなファウル数の累積ルールはビーチサッカーにはありません。
面白いのが、ビーチサッカーはフットサルと比べてゴールも大きいのでGKの攻撃参加が重要となり、GKがシュートして得点してしまうことも珍しくないそうです。GKはペナルティエリアの中では4秒しかボールを保持できず、ペナルティエリアよりも前に出れば、手を使えないかわりに何秒でもボールを保持できます。
またビーチサッカーではボールがサイドラインを割ってリスタートするときに、サッカーのようにスローインで再開するかフットサルのようにキックインで再開するかを選べる「ボールインバウンド」というルールを採用しています。ゴールラインを割った場合のリスタートは攻撃ボールの場合はコーナーキック、守備側ボールの場合はGKによるスロー・ゴールクリアランスで再開されます。ゴールキックはありません。

そんなビーチサッカーですが1995年、第1回世界選手権がブラジルのコパカバーナビーチで開催され、以降BSWW(ビーチサッカーワールドワイド)等の団体が世界選手権を継続して開催。2005年、従来の世界選手権がFIFA主催のビーチサッカーワールドカップとして開催されるようになりました。

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