サッカーの「節」とは

サッカーでは試合を、「第1節」「第2節」「第3節」と数えています。

この「節」とは、区切りの事で、まとまったモノをいくつかに分けた、そのひとまとまりという意味になります。これの分かりやすい例が「季節」で、季節ごとに「春」「夏」「秋」「冬」と区切られています。

「節」は試合数ではない

サッカーで、試合数で数えず、「節」を使用する最も大きな理由は、スケジュール変更に伴う混乱を避けるためです。

基本的に1年のリーグ戦が開幕される前に節で統一して、試合スケジュールを決定しておきますが、サッカーは変更の多いスポーツで、あるチームでは5試合目だが、あるチームにとってはまだ4試合目ということは多々あります。4試合目を行っていないのに5試合目に進むとズレが生じて混乱していってしまいますが、「節」という単位を使用している事で、このチームは第〇節で試合を戦ってないから1試合少ないのか、とすぐに理解する事ができるんです。

更に、第〇節が行われていない事が分かれば、その相手チームも消化試合数が少ない訳ですから、どのタイミングでこの節の試合を行うかスムーズに決めやすくなるということです。

サッカーはスケジュール変更が多い!

Jリーグだけでなく、全世界のサッカー界にはリーグ戦とカップ戦があり、さらにアジア圏のサッカー界ではACL、ヨーロッパ圏ではチャンピオンズリーグなどクラブチームの国際大会もあります。

勝ち上がるか敗退するかによって、スケジュールを変更しなければなりません。場合によっては強豪クラブでは、カップ戦、国際大会、両方を勝ち上がっている為、連戦が続くこともあります。

そんな状態が続くと故障者が出たり、疲労により選手のコンディションが整わない事があり、クラブから協会へスケジュール調整を願い出る事もあります。

また、近年は新型コロナウイルスの影響で世界各国のリーグ戦において変更が多いシーズンになっています。

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