ロシアの競歩選手、金メダル剥奪か

ロシアのエレナ・ラシュマノワ(Elena Lashmanova)選手はロンドン五輪の陸上女子20キロ競歩、その翌年に行われた第14回世界陸上モスクワ大会で金メダルを獲得されましたが、陸上競技の不正防止機関「アスレチックス・インテグリティ・ユニット(AIU)」は3月21日、ドーピング違反により2年間の資格停止処分を科したと発表しました。ラシュマノワ選手は29歳で五輪と世界陸上で獲得した金メダルを剥奪されるそうです。
ラシュマノワ選手は2014年にもドーピング違反で2年間の資格停止処分を科されましたが、このときはメダルに影響はなかったものの、処分後に出場した主要大会では表彰台に上がっていません。

ドーピングとは

スポーツ選手が試合に際し薬物を使用することですが、スポーツ精神の立場と医学上の立場から,特にヨーロッパで薬物使用が問題とされ,1960年ローマ・オリンピック競技大会でデンマークの自転車選手がドーピングのために死亡した事故がきっかけとなって 1968年グルノーブル・オリンピック冬季競技大会から正式にドーピング検査が行なわれるようになったそうです。
禁止薬物には,交感神経作動アミン,中枢神経刺激剤(中枢興奮剤)や麻薬鎮痛剤(鎮痛剤),筋肉増強剤のアナボリックステロイド(蛋白同化ホルモン),利尿剤などがあります。
もとは競馬において,よい成績を上げるために競走馬に与える薬物をドープというところから用いられ始めたことばなんだそうです。

なぜ起こるのか

いまだにドーピングがなくならない背景として、一番大きいものにスポーツとビジネスが結びついている、という現状が挙げられます。「見るスポーツ」の発展により、ビジネスチャンスが拡大し、スポンサーが勝利した選手に莫大な賞金を支払うようになり、その結果「勝利至上主義」に走る選手が後を絶たなくなったことも要因として挙げられるそうです。
とある文献では現在はドーピングをしない「正直者がばかをみる」ようになっていて、この悪循環を断ち切るには,ドーピングの検査能力を高め,罰則をより厳しくして,正直者が得をする“ゲーム”に変える必要があると記載されていました。
とはいうものの、市販の風邪薬でも禁止物質であるエフェドリンなどが含まれることが多く要注意だったり、柔道選手が語られていましたが、一度目をはなした飲み物には手を出さないなど、私生活での制約が厳しいので本当にスポーツ選手は尊敬します。

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