みなさんはメジャーリーグの通算本塁打キングをご存知でしょうか。
日本のプロ野球では、通算868本塁打の「世界の王」事、王貞治さんですね。
アメリカメジャーリーグでは誰が通算本塁打記録を持っているのでしょう。
少しですが、紹介したいと思います。

バリー・ボンズ

バリー・ボンズは85年にドラフト1位でピッツバーグ・パイレーツに入団し、プロ2年目の86年にメジャーに昇格しました。

メジャーデビュー1年目から16本塁打・48打点・36盗塁の好成績を残したものの、打率は.223と伸び悩みました。87年以降は走攻守揃った外野手としてスタメンに定着し、年々本塁打数が伸びていきます。

90年はオールスターゲームに初選出されるなど序盤から活躍を見せ、打率.301・33本塁打・114打点の好成績を残しました。さらに盗塁もリーグ3位の52盗塁を記録し、史上2人目の30本塁打50盗塁を達成し、パイレーツの地区優勝に大きく貢献したのです。

意外にも本塁打王は2回だけ

本塁打王(1993、2001年)…2001年はシーズン記録の73本塁打を放った年ですが、それ以外だと1993年に46本塁打でHRキングを取っています。
しかしボンズがホームランのタイトルを獲得したのはこの2回だけでした。イメージ的には5~6回はHRキングに輝いていそうですが、
2位が5度(1992、1996、2000、2002、2003年)あり、本塁打王争いには弱かったようです。

ワールドシリーズ制覇0回…数少ないボンズの弱点がポストシーズンでの打撃です。パイレーツ時代に3年連続地区優勝を果たしましたが、計20試合で.191、1本、3打点と低迷し、チームは一度もワールドシリーズに進出できませんでした。ジャイアンツ移籍後は4度ポストシーズンに出場したが、うち3度は地区シリーズで敗退。唯一ワールドシリーズに進出した2002年も大舞台でエンゼルスに3勝4敗で敗退しています。ポストシーズンは通算48試合で.245、9本、24打点だが、得点圏打率は.188とチャンスで一本が出ず、世界一を経験しないまま現役を終えました。

500本塁打500盗塁は唯一

2003年は、打率3割4分1厘、45本塁打、90打点を記録。相変わらず勝負を避けられ、61敬遠は前年に自身が記録したものに次いで歴代2位。また6月23日のドジャース戦で通算500盗塁を達成したことで、史上初の「500-500」(500本塁打&500盗塁)。昨年に引き続いてチームはポストシーズンに進出、地区シリーズでは4試合で地区シリーズ記録の8四球と歩かされ敗退。

何もかもがトップクラス

バリー・ボンズは走攻守のどれを取ってもメジャートップクラスの高水準の選手でした。本塁打も盗塁もトップクラスであるほか、ゴールドグラブ賞も8回受賞しています。

四球が非常に多く、高い出塁率を誇ります。2004年シーズンに記録した出塁率.609はメジャー記録となっています。通算成績の出塁率も.444という驚異的な高さです。

四球の多さの原因は圧倒的な打棒に起因する敬遠の多さです。2004年にはシーズン120敬遠のメジャー記録を打ち立てています。現役中にランナーなしで敬遠されたことが41回あり、98年には9回ツーアウト満塁から敬遠されたこともあります。

出典:YouTube

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