はじめに

みなさんは食塩相当量という言葉をご存じでしょうか。
食品に栄養成分表示の中に出てきたりしますね。
この食塩相当量とはいったいどんなものなのでしょうか。
今回は食塩相当量について紹介したいと思います。

食塩相当量

”塩味”は、料理のおいしさを左右します。この「塩」すなわち食塩は、ナトリウムと塩素からできています。食塩相当量とは、次の計算式で、食品に含まれているナトリウム量を食塩の量に換算した値です。

ナトリウム(mg)×2.54÷1,000=食塩相当量(g)

働き

食塩は生命の維持に欠かせないナトリウムと塩素からできています。ナトリウムは、体内の水分量をいつも適切な状態に調節したり、神経や筋肉を正常に動かすために働いたりする重要な役割をします。一方、塩素は胃液などの成分になります。

生活習慣病の予防をするには減塩を

食塩は、広く自然界の食べ物のほとんどに含まれていますから、普通の生活では不足する心配はまずありません。ただし、スポーツなどをして大量の汗をかいたり、おう吐や下痢をしている場合には、たくさんのナトリウムが失われてしまうので適切に補給することが必要になります。
 一般的に問題となるのは、食塩のとり過ぎの方です。食塩をとり過ぎる食生活では、高血圧や胃がんなどの様々な生活習慣病をまねくおそれがあります。
 食事摂取基準の成人の「目標量」は男性7.5g/日未満、女性6.5g/日未満であり、男女ともこの目標量を超えています。急な減塩をして食欲をおとしてしまうことは問題ですが、私たちはもっと「うす味」の食生活に切り替えて、食塩を減らしていく必要があります。まずは、かけしょう油やかけソースなどの量を控えること、めん類の汁を飲み干さないことなど、できることからはじめましょう。

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