ガセリ菌とは?
ガセリ菌SP株の摂取により、健康な成人がインフルエンザ予防接種後にインフルエンザウイルスに対する抗体産生が促進されることと、免疫の指標であるNK細胞の活性が向上することが確認されています。
はじめに
みなさんはヨーグルトを食べたりしますか?
最近ではガセリ菌という言葉を良く聞きますね。
そんなガセリ菌にはどんな効果があるのでしょうか?
今回はガセリ菌について紹介したいと思います。
ガセリ菌
ガセリ菌と呼ばれる乳酸菌にはいくつかの種類がありますが、現在ヨーグルトなどの食品として一般的になっている主なものは「ラクトバチルス・ガセリSBT2055株」と「ラクトバチルス・ガセリCP2305株」です。ラクトバチルス・ガセリSBT2055株は通称「ガセリ菌SP株」と呼ばれ、脂肪の吸収を抑制して内臓脂肪の減少を助ける効果が期待されています。もう一方のラクトバチルス・ガセリCP2305株は通称「プレミアガセリ菌CP2305」と呼ばれ、脳腸相関の仕組みを介した働きが期待される菌株です。
ガセリ菌SP株
人の小腸に多く存在するといわれます。経口でガセリ菌SP株を1日1回7日間摂取した後、90日を経過しても約半数の人の便中からガセリ菌SP株の生菌が検出されたという実験結果があり、生きたまま腸に届いて腸管内に定住することが確認されています。
◆インフルエンザの重症化抑制作用
ガセリ菌SP株の摂取により、健康な成人がインフルエンザ予防接種後にインフルエンザウイルスに対する抗体産生が促進されることと、免疫の指標であるNK細胞の活性が向上することが確認されています。これはガセリ菌SP株の摂取によって、獲得免疫系と自然免疫系の両方を増強することで生体防御機能を高めているといえます。
獲得免疫系とは、体内に入った異物を記憶してその攻撃方法を習得する免疫システムのことで、ワクチン接種などの方法があげられます。自然免疫系とは、異物に直ちに反応するために体に先天的に備わっている免疫システムのことです。ガセリ菌SP株の摂取によって、この両方の免疫システムが向上したと考えられます。
◆ 内臓脂肪減少効果
BMI値が25~30㎏/㎡、内臓脂肪面積が80㎠以上の20~65歳の人を対象に、ガセリ菌SP株入りヨーグルトとガセリ菌SP株を含まないプラセボヨーグルトを1日1個(100g)12週間摂取したところ、ガセリ菌SP株を含むヨーグルトを摂取したグループは有意に内臓脂肪面積の減少があったという実験結果が得られています。これはガセリ菌SP株が脂肪の吸収を抑制する効果があるためと考えられており、肥満傾向で内臓脂肪の多い人の生活習慣病の予防効果が期待されます。
そのメカニズムは、体内に取り入れられた脂質が脂肪酸に分解、吸収されるのを抑制することと、腸管バリア機能を保護することで炎症物質の流入を抑制することで、脂肪の蓄積と内臓脂肪の炎症を抑制して肥満を防止すると考えられています。
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