はじめに

運動すると必要なのは水分ですね。
冬場は寒いので水分量も減りますし、夏場だと暑いので水分量も増えてきますね。
しかし、1日にどれくらいの水分を取ったら良いのでしょうか?
今回は1日の水分の摂取量について紹介したいと思います。

水の働き

水は私たちの体に最も多く含まれる物質で、生命活動をサポートしています。成人の体の55~60%を水分が占めています。
水の主な働きは以下のようなものです。
・物質の溶解
 食事の中に含まれる栄養素は吸収しやすい形に分解され、水に溶けた状態で代謝される。
・物質の運搬
 水分を含む血液やリンパ液は体内の物質を細胞まで運ぶ。また、老廃物は尿から排泄される。
・体温調節
 水は温度の変化が少ないので、体温を一定に保つことに役だっている。

1日の摂取量

水分補給の方法として、一気にたくさん飲むのではなく、1回コップ1杯程度(150~250mL)の量の水を、1日に6~8回飲み、1日の必要量(約1.5リットル)を補給するとよいといわれています。

朝起きたとき、運動中や運動後、入浴後、就寝前など、小まめに水を飲めば、水分不足になりにくくなります。また、水の取り過ぎで体に負担をかけることもなく、疲労回復や健康維持に役立てることができると考えられています。

ただ、体内の水分量は、その人の活動量によって変わります。ある欧米の調査では、水分の必要量は活発な活動をする人で3.5L程度、活発な活動をしない人で2.5L程度とされています。しかし、性別と年齢による分類がないので、あくまでも「目安量」とした方がよいでしょう。

体内に入れる水分は、食品から30%程度、飲料から70%程度の摂取がよいそうなので、1日当たり、1.8L~2.5L程度の水を飲むのが適切な水分摂取量の目安となります。ただし、コーヒーやビールなどの利尿作用のある飲みものは注意。水で必要な水分量を取るようにしましょう。

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