「オンラインアルハラ」って?2020年忘年会事情 全国の男女に調査
キリンホールディングス株式会社は、月に1回以上飲酒する全国の20〜50代の男女500名を対象に「2020年の忘年会に関する実態調査」を行いました。
家にいながら参加できるオンライン飲み会は徐々に普及してきており、リアルの飲み会と違ったメリットや楽しみ方を感じている人が多数いることがわかりました。一方で、「オンラインアルハラ」とでも言うべき、オンライン飲み会時の泥酔による迷惑行為で、不快な思いをしている人がいる、ということも明らかになりました。
2020年忘年会、6割が「予定なし」
新型コロナウイルスにより、生活が一変した2020年。年末が間近となり本来なら忘年会シーズンとなりますが、今年はどうなるのでしょうか。そこで今回、2020年に忘年会の予定があるかを聞いたところ、「ある」と回答した方が18.1%、「ない」と回答した方は65.5%に。新型コロナウイルスの影響もあるのか、半数以上の人は今年は忘年会の予定がないことが分かりました。
3人に1人以上「オンライン忘年会なら出てもいい」 一方デメリットも「終わりづらい」「会話が弾まなそう」「抜けづらい」
これまで「そもそも参加したくない」という意見も多かった忘年会。どういった点がそう思わせるのかを深堀りするために、リアル開催の忘年会で「苦手だな(嫌だな)」と思うことについて調査。結果、「お金がかかる」(49.5%)に半数近い人から票が集まりました。次いで、「帰りが遅くなりがち」(37.9%)、「お酒を飲むよう強要される」(18.1%)と続きました。
リアル開催の忘年会についての不満がわかりましたが、これを受けて、オンライン忘年会に期待することについて聞きました。最多は「お金がかからない」(37.7%)でした。2番目以降は「自分の好きなペースでお酒を飲める」(30.8%)、「終電を気にせず楽しめる」(28.3%)と続きました。リアルな忘年会で困っていることを、オンラインでは解消できるのでは、と期待している人が多いということがわかりました。
こうしたメリットもあってか、オンライン忘年会なら参加してもいいと思うかを聞くと、「出てもいいと思う」(13.0%)、「どちらかというといいと思う」(23.0%)という結果に。実に36%と3人に1人以上の人が、オンライン忘年会であれば参加してもよいと思っているとわかりました。オンライン忘年会なら出てもいいと思う理由を見てみると、終電や時間を気にしなくていい点や、安全に開催できる点、費用がかからない点を支持する声が多く見られました。
▼オンライン忘年会なら出てもいいと思う理由
・終電を気にしなくてもいいし、わざわざ店にまで行かなくていいので面倒がない(兵庫県・22歳男性)
・オンラインならコロナのリスクも減らせるし、自分の好きな時に退席しやすいから(千葉県・42歳女性)
・年に一度の忘年会だから、今年一年お世話になった人の顔を見たい(栃木県・37歳女性)
一方で、オンライン忘年会を行う場合に「苦手なこと」「不安なこと」についても質問。「ダラダラと続けてしまい、終わりづらい」(45.8%)が最多でした。「抜けづらい」(34.5%)も上位に入っており、“終電”“閉店時間”のような、リアル特有の区切りがない点が、ネックにもなるとわかりました。また「会話が弾まなそう・続かなそう」(43.2%)も多くの人が回答しました。画面越しでの会話となるため、間が取りづらかったり会話に入りにくかったりと、会話がしづらそうと感じている人も多いようです。抜けやすい空気づくりや、会話を盛り上げるための工夫が、楽しいオンライン忘年会のためには重要と言えそうです。
約3割が参加と一気に普及した「オンライン飲み会」。新たな問題“オンラインアルハラ”とは?
忘年会に限らず、2020年の新習慣として定着した『オンライン飲み会』について、改めて実情を探るために、質問をしました。まずそもそもオンライン飲み会を経験したことがあるか聞いたところ、「何度もある」(10.0%)、「ある」(19.3%)と、合わせると約3人に1人が経験したことがあると回答しました。コロナ禍で、一気に普及したことがよくわかる結果が出ました。
飲み会での泥酔者による迷惑行為・アルコールハラスメントが問題になって久しいですが、オンラインならではのアルハラ「オンラインアルハラ」も生じつつあることが、調査でわかりました。オンライン飲み会経験者に実際に経験した・見た “オンラインアルハラ”について何か聞くと、「部屋を見せてと言われた(29.7%)」が1位となりました。次いで、「家族・同居人(恋人等)を呼んできてと言われた(22.9%)」、「場を盛り上げるためにイッキ飲みを強要された(16.4%)」という結果となりました。イッキ飲みの強要のようなリアルと同じアルハラはもちろん、オンラインならではのアルハラが実際に起きていることがわかりました。改めて、オンライン・リアル問わず、泥酔して周りに迷惑をかけるような、過度な飲酒は控えるべきだということがわかります。
より詳しく「オンラインアルハラ」について調べるために、オンライン飲み会を経験したことのない人も含め、オンライン飲み会をするならこれだけはやめてほしいことは何かを質問しました。結果、1位になったのは「自分の部屋を見せてと言われること(40.2%)」でした。次いで、「自分の家族・同居人が下着姿で画面を横切ること(35.6%)」、「家族・同居人(恋人等)を呼んできてと言われること(32.6%)」という回答が続きました。「抜け出すのを許してもらえないこと(32.0%)」も4位に入りました。距離があるが故に強気になったり、リモートだからこそ見せざるを得ないプライベートについて必要以上に踏み入ったりすることは、やはり多くの人から敬遠されるようです。
【調査概要】
調査期間:2020年11月13日〜11月17日
調査対象:全国の月に1回以上飲酒する20~50代の男女 計1,000名
オンライン飲み会あるある10選!適正飲酒マナー広告、オリジナルムービー公開中
オンライン飲み会あるある10選を紹介しながら、つい長くなりがちなオンライン飲み会での多量飲酒の危険性を訴え、飲酒マナーを守った適正な飲み方「スロードリンク®」の大切さを伝えるオリジナルムービー。WEB上で公開中です。
「スロードリンク®」でオンライン飲み会を楽しもう
知人と気軽に交流できる新たな手段として、家にいながら参加できるオンライン飲み会。
調査の結果、徐々に普及してきており、リアルの飲み会と違ったメリットや楽しみ方を感じている人が多数いることがわかりました。一方で、「オンラインアルハラ」とも言うべき、オンライン飲み会時の泥酔による迷惑行為で、不快な思いをしている人がいる、ということも明らかになりました。
オンライン飲み会を適切に楽しむための方法として、キリンは「オンラインで楽しむスロードリンク」を提唱しています。
<「スロードリンク®」について>
「スロードリンク®」とは、お酒の時間をゆっくりと楽しむこと。
だれかと語り合いながら、食事のおいしさによろこび、ほどよく飲んで、スマートに心地よく過ごす。
飲む「量」ではなく、流れる「時」に心が満たされる、これからの時代のお酒の楽しみ方です。
「ゆっくり語らい、時を味わう。」
「スロードリンク®」はキリンからの新しい飲み方の提案です。
※「スロードリンク」「Slow Drink」はキリンの登録商標です。
これまでとは違う過ごし方となりそうな年末。楽しく2021年を迎えられるよう、オンラインアルハラに気を付けつつ、オンライン飲み会を上手に活用し、スロードリンクでお酒の時間を楽しんでみては?
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