今が旬のネギ。栄養と効果をご存じですか?
白ねぎは淡白食野菜、青ネギは緑黄食野菜にあたり、それぞれ栄養成分がかなり違うそうです。ネギは地中に埋まっている部分が多いほど白くなります。長ネギなどの白い部分が多いネギはネギオールが多く含まれています。一方、青い部分が多い万能ネギ等は、日に当たる環境で育ちます。
はじめに
白ねぎは淡白食野菜、青ネギは緑黄食野菜にあたり、それぞれ栄養成分がかなり違うそうです。ネギは地中に埋まっている部分が多いほど白くなります。長ネギなどの白い部分が多いネギはネギオールが多く含まれています。一方、青い部分が多い万能ネギ等は、日に当たる環境で育ちます。緑黄色野菜に分類され、βカロテンや、カルシウム、カリウム、マグネシウム、鉄分などのミネラルが豊富に含まれています。今だと寒くなってきたので、鍋にも大体入れていますよね。今回はネギの栄養と効果について調べました。
栄養
①βカロテン
ネギの青い部分に多く含まれています。体内でビタミンAに変換されて、皮ふや粘膜を保護するはたらきを持っています。こちらも、強い抗酸化作用を持っていて、アンチエイジングに重要な皮ふや髪などを健康に保つ効果があります。視力を維持する効果があるともいわれ、目の疲れやドライアイ予防にもよいとされています。
②アリシン
硫化アリルとも呼ばれるイオウ化合物の一種でネギの独特な辛味や臭いのもととなる成分です。血液循環をよくし、身体を温めたり、発汗を促進したりします。また、血糖値の上昇を抑え、生活習慣病の予防もしてくれます。食欲を増進させ、胃液の分泌を促したり、ビタミンB1の吸収を助けるはたらきもします。
③ネギオール
ネギの白い部分に多く含まれる特有の成分。殺菌作用があり、菌やウイルスのはたらきを抑制する効果があるといわれています。発汗や解熱などの作用もあります。
④ビタミンC
抗酸化作用という余分な活性酸素を抑える役割を果たします。また、コラーゲンの生成にも必要な成分なので、アンチエイジングに効果的です。他にも、鉄の吸収を高める、メラニンの生成を抑制する、抗ストレス作用を持つ副腎皮質ホルモンの合成を促進するなどの効果があります。
⑤カルシウム
歯や骨を形成するカルシウムが不足すると、骨粗しょう症になったり、肩こりや腰痛を引き起こしたりすることも。精神の安定のためにも必要で、カルシウム不足になるとイライラするとも言われています。また、規則的に心臓を動かすために必要な成分でもあります。
効果
①疲労回復
ビタミンCの抗酸化作用が疲労回復につながります。アリシンにも疲労回復や血流を促す効果、そして、ビタミンB1の吸収を助けるはたらきがあります。ネギとビタミンB1が豊富な豚肉などを一緒に食べることで、より疲労回復効果がアップします。
②美容効果
ビタミンAには肌の代謝を高め、肌荒れを防止したり、粘膜の機能を保護し、正常に保ったりする効果あります。ネギに含まれるβカロテンは体内で必要な分だけビタミンAに変換されるんです。他にも、ビタミンCがメラニンの生成を抑えるためシミ予防効果や、食物繊維やアリシンの血行促進効果で美肌が期待できます。
③風邪予防
ネギに含まれるネギオールやアリシンには殺菌作用があるとされ、さらに血のめぐりをよくする効果で代謝や発汗を促します。体温の上昇効果も期待できるため、免疫力のアップにも効果的。その上、ビタミン類も豊富なため、風邪の予防にも、引いてしまった風邪を治す手助けにもなりそうです。
④発がん抑制
アリシンには生活習慣病の予防の他にも、がんの予防にも効果が期待されています。また、ネギの青い部分の裏側に含まれるドロッとした粘液には発がん抑制があるともいわれています。
⑤生活習慣病の予防
アリシンには他にも血糖値の上昇、血中脂肪の燃焼促進、コレステロール値を抑制するなどのはたらきがあります。また、血液サラサラ効果で血栓や動脈硬化も防ぐため、生活習慣病の予防にもつながります。それに加えて、ビタミンCの抗酸化作用が動脈硬化や高血圧を予防します。
関東では白ネギ、関西では青ネギが好まれるそうです。風邪予防にも効果があるネギはこれからの時期は積極的に摂取するとよさそうですね。
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