はじめに

シャコ(蝦蛄)とは甲殻類の一種です。見た目がエビっぽいですが味もエビと似ています。シャコのタンパク質はヘルシーと言われる蟹や海老のタンパク質より良質と言われています。食べごたえもあるのでダイエット食にも適している食材で海鮮食材ならではの栄養成分や効能がしっかりあります。
北海道から九州まで広範囲に分布しており、昔から江戸前寿司のネタで有名です。シャコのカロリーは茹でた状態で100gあたり98キロカロリーです。春や秋が旬だと言われている。北海道の一部地域で獲れる秋シャコは、最も美味しいとも言われている食材で、春シャコは産卵前の卵をもったメスで、卵は「カツブシ」とも呼ばれています。

食べ方と料理

①食べ方
1. 尾から頭に向かって縁にハサミを入れる。
2. 頭まで切り込みを入れたら頭を取る。
3. 頭から尾に向かって反対側にハサミを入れて、周囲の縁に切り込みを入れる。
4. 尾の方から頭に向かって指でゆっくり殻を外していく。

②料理
1. 寿司
寿司ネタに使用する場合は、塩茹でして生臭さをとる。茹でる際に醤油などで下味をつけても美味。
2. シャコの天ぷら
天ぷらにする場合は、よく水気をふき取ってから揚げる。
3. シャコのアヒージョ
鷹の爪とにんにくが効いたオリーブオイルの煮込み料理。

栄養と効果

①タウリン
血中コレステロールを下げ、善玉コレステロールを増やす効能が有り、動脈硬化の予防に効果的です。

②ベタイン
コレステロールを低下させ、肝機能を強くする効能があります。

③コラーゲン
皮膚の新陳代謝を良くし美肌効果があります。血管の強化や老化予防にも効果的な効能があります。

④ビタミンB1
疲労の回復、ストレス解消、糖質をエネルギーに変換するためダイエットに良いなどの効能があります。

⑤亜鉛
たくさんの酵素やホルモンの成分となっている重要な成分。免疫力UP、味覚障害の改善などの効能がある栄養素です。新陳代謝を高めるので皮膚や髪をキレイにします。亜鉛の精力増強効果も有名です。

見た目は美味しくなさそうですが、実は美味しいシャコ。選ぶポイントは、太っていて身に張りがあるものを選びます。鮮度が重要なのでキズがあったり、足が取れているものは避ける事なんだそうです。エビのような旨味を持っていて、あっさりしている食材を楽しんでみてください。

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