はじめに

みなさんはハヤブサという鳥をご存じでしょうか?
なまえは聞いたことがある方も多いのではないのでしょうか?
今回はそんなハヤブサの特徴を少しですが紹介したいと思います。

ハヤブサ

全長42cm(オス)、49cm(メス)。ほぼカラス大の鳥。背側は黒っぽく、腹側は白色で細かいしま模様があります。本州以北の断崖に巣をつくりますが、最近は建造物につくる例も増えています。日本で見られる多くは冬鳥として渡来、平地で生息します。狩りをするときは、翼をすぼめて急降下し、獲物を脚で蹴り落としたり、空中でわしづかみします。飛んでいるときの翼の先端はピンととがっていて、これがハヤブサの特徴です。水鳥の多い湖沼や海岸でよく見られます。獲物は飛んでいる鳥で、都市にすむものはドバトを主食にしています。

素早い翼

ハヤブサは「すばやい翼」という名前の由来があるように、狩りを行う際に翼をすぼめて急降下する習性があります。飛行スピードは鳥の中でも世界一といわれており圧巻です。1.8kg以下の鳥を好んで捕食し、空中で鷲掴みにして蹴り落とす行為を繰り返すことで獲物を弱らせます。

ハヤブサの分布

ハヤブサは南極大陸を除く全世界に生息しています。日本には市街や住宅地をはじめ、河川、湖沼、海、農耕地とあらゆる場所に分布しており、水鳥の多い湖沼や海岸で多く姿を確認できます。

ハヤブサには縄張りがありますが、生まれた場所で新たに縄張りをつくることはありません。渡り鳥の南下と共に本州方面へ移動することがわかっています。

最後に

イギリスの太陽光発電所ではハヤブサを調教し、糞をするカモメを退治して太陽光パネルを守っています。日本の関西空港でも飛行機と渡り鳥などが追突してしまう『バードストライク』を防ぐため、ハヤブサや猟犬が周辺の鳥たちに警告する役目を担い、活躍しています。

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