はじめに

みなさんはヤマアラシについてご存じでしょうか?
ヤマアラシ?聞いたことのない方もいるのではないのでしょうか。
今回はヤマアラシについて少しですが紹介したいと思います。

ヤマアラシ

ヤマアラシの仲間はアフリカやアジア、南ヨーロッパ、南北アメリカなどの温帯や熱帯域に分布していて、森林地帯やステップ、サバンナなどに広く生息しています。

しかし、アジアやアフリカなどの旧大陸に分布するヤマアラシと、新大陸である南北アメリカに分布するヤマアラシは互いに近縁な関係ではなく、両者はそれぞれ独立した分類学的系統をもっています。

ヤマアラシの仲間は、いずれも針に覆われたような特徴のある体をしているが、体に見られる針以外はあまり共通した特徴はなく、前者はヤマアラシ科に分類され、タテガミヤマアラシなどが属しているが、後者はカナダヤマアラシなどが含まれるアメリカヤマアラシ科を構成していて、「ヤマアラシ」という呼び名は、これら両科に属しているものの総称として用いられています。

どちらの科に属しているものも主として夜行性で、昼間は巣穴に潜んでいることや、主に草や木の葉、樹皮、果実などを食べる草食性であることなどは共通しているが、アメリカヤマアラシ科のものは丈夫な爪をもち、木にも登るのもうまいです。
この為、アメリカに分布しているものは半樹上性の生活をしていて、採食の為に木に登ることが多く、キノボリヤマアラシの尾は長く、木の枝に巻きつけることもできます。

また、いずれも毛色は黒色や茶色、茶褐色のものから、灰色のものも見られ、四肢はふつう短いです。
体に見られる針は体毛の変化したもので、外敵から身を守るのに役立っています。

ヤマアラシのジレンマ

「ヤマアラシのジレンマ」の由来は、ドイツの哲学者ショーペンハウアーの寓話です。

ある寒い日、2匹のヤマアラシが、お互いに身を寄せ合って温め合おうとしたが、近づきすぎると全身の針が相手に刺さって傷つけてしまう。

かといって、離れると今度は凍えてしまう。2匹は近づいたり離れたりを繰り返して、最後は互いに傷つけ合わず暖もとれる最適な距離を見つけた。

このショーペンハウアーの寓話を、心理学者のフロイトや精神分析医のべラックが引用し、「ヤマアラシのジレンマ」は人間関係にたとえられるようになったようです。

最後に

いかがでしたでしょうか?
見た目は棘に覆われていますが、可愛らしい一面もありますね。
ヤマアラシに興味を持って動物園で見てみてください。

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