「大豆食品」の食べすぎは危険って本当?食べ過ぎるとどんなデメリットがあるのか?
「大豆」といえば健康イメージで積極的に摂り入れたいですが、一方で食べ過ぎは注意という話もききます。食べ過ぎるとどんなデメリットがあるのでしょうか?
「大豆食品」食べすぎのデメリットとは?
良質の植物性タンパク質を多く含む「大豆」は、栄養豊富で“畑のお肉”と呼ばれるほどです。一般的に健康食品のイメージがあるものの、食べ過ぎは禁物とのこと。食べ過ぎるとどんなデメリットが考えられるのでしょうか?
お肌のトラブル
「大豆」の食べ過ぎはお肌のトラブルや生理の乱れを引き起こすかもしれません。大豆に含まれる大豆イソフラボンには女性ホルモンの働きを助ける効果があるので、過剰摂取すると女性ホルモンが増えすぎてホルモンバランスが崩れます。これによって引き起こされる症状です。
こういった悩みを抱えている人は、ダイエットなどで低カロリーなイメージのある大豆食品を食べ過ぎている傾向にあるそうです。食事バランスを整えることで、肌トラブルや生理不順が改善したという例が多くあります。健康食品とはいえ、バランスが悪い偏った食事では健康を損なう恐れがあるということです。
下痢や腹痛
「大豆」に含まれる不溶性食物繊維は、腸の働きをよくする効果があります。ただ過剰摂取するとそれが効きすぎて下痢や腹痛を起こすこともあります。特に胃腸が弱い人は大豆の食べ過ぎには注意が必要です。
カロリーの過剰摂取
実は意外と高カロリーな「大豆」。三大栄養素と呼ばれるタンパク質、炭水化物、脂質が大豆には豊富に含まれています。1gあたりのカロリーは4〜9kcalほどですが、100gになると単純計算で400〜900kcalにもなるので、やはり食べ過ぎには注意が必要です。
ホルモンバランスの乱れ
大豆に含まれる大豆イソフラボンは、女性ホルモンのエストロゲンに似た働きをするので、過剰摂取するとホルモンのバランスを崩す恐れがあります。ホルモンバランスが崩れてしまうと、肌荒れ・生理不順・ニキビの原因になります。
過剰摂取を続けていると体内には常に女性ホルモンが多い状態になり、身体が女性ホルモンを生産しなくなる恐れもあります。結果、生理不順や不正出血などの症状につながってしまうかもしれません。
アレルギー
製品によってはアレルギーを起こす可能性もあるそうです。食物アレルギーは、食物に含まれるタンパク質に身体が過剰に反応してしまうことで起こります。
過剰に心配する必要はなし!バランスよく食べましょう!
日常の食事から摂る大豆イソフラボンの一日の摂取目安量は70〜75mgと言われています。目安として納豆なら1パック、豆腐で1/2〜1丁、煮豆だと80gくらいになります。
あくまで目安なので、それ以上に食べたからといって過剰に心配する必要はないようです。もちろん食べ過ぎは注意ですが、大豆はイソフラボンの他にもタンパク質をはじめ多くの栄養素を含んでいるので、積極的に摂取した方がよいです。また、大豆に含まれる糖質は体に吸収されにくいオリゴ糖が中心で善玉菌のエサとなることから、腸内環境を良くしたい人にも向いています。
食事では大豆製品ばかり食べるのではなく、肉や魚介、野菜などと合わせてバランスよく摂ることを心がけましょう。ただし、特定保健用食品で摂取する場合は30mgを超えないように気をつけるとよいそうです。
いくら健康食品とはいえ、偏ることなく、バランスのいい食事を心がけましょう。
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