イモと言えば、、、「里芋」

冬に向かって美味しくなる「里芋」は、地味に見えて、驚くほどのの栄養成分がたくさん詰まった優秀食材なんです。

芋というと、ジャガイモやサツマイモを真っ先に思い浮かべると思いますが、昔の日本ではイモといえば「里芋」だったんです。東南アジアから伝わったとされる「里芋」が日本に来たのは紀元前という記録もあるほど、日本人と里芋のつきあいは古く、馴染みの深い食材なんです。

「里芋」のぬめぬめに効果あり!

「里芋」といえば、皮をむいた時の独自のぬめぬめ感が特長ですが、このぬめぬめ感は、「ガラクタン」という成分と「粘液糖タンパク質の混合物」の食物繊維によるものです。ガラクタンは炭水化物とタンパク質の複合体のことを指し、「里芋」に含まれるガラクタンには、とてもたくさんの優れた効能があると言われています。

コレステロールを下げる!

加齢ともに血管壁に溜まるコレステロールは、そのままにしていると心筋梗塞や脳梗塞、動脈硬化といった症状が誘発される可能性があります。コレステロールの摂り過ぎには気をつけたいものですが、血中のコレステロールの付着を防ぐ効果があるとされるガラクタンを積極摂取することで、コレステロールを下げる働きが期待できます。

高血圧予防に!

さらに、ガラクタンには血圧を下げてくれる効果も期待できます。塩分の多い食事を日常的に採っていると血圧が高くなってしまいますが、血圧が高めの人、濃い味付けが好きな人ほど、血圧を下げる効果がある食材を積極的に摂りたいもの。何より、血圧を安定させることは健康を維持するためにとても大事なことですので、四季を問わず里芋を食べようにするとよいですね。

肥満予防に!

ガラクタンのすぐれた効能のひとつに、大量に摂取しても脂肪にならないことが挙げられます。通常、人体で分解されなかった糖分は脂肪に蓄積されますが、人の消化酵素の中にはガラクタンを分解できるものがないので、いくら食べても脂肪として蓄積されず、そのまま体外に排出されるのです。これは本当にうれしい効能ですね。

「粘液糖タンパク質の混合物」の効能!

里芋に含まれる「粘液糖タンパク質の混合物」の代表的な効能としては、食材から摂ることで、タンパク質の消化・吸収を高める、胃腸の働きを活性させる、潰瘍の予防に役に立つと言われています。

また、ネバネバ成分は、「粘液糖タンパク質の混合物」による食物繊維で便秘などの改善も期待ができます。美容の観点からも、便秘が改善されることによっての美肌の効果が期待できるだけではなく、ダイエット効果も期待できます。胃腸の働きがよければ、それに応じてしっかりと便が出てくれるので、太りにくい体質になりますので、便秘がちの人ほど里芋を食べましょう!

さらに「粘液糖タンパク質の混合物」には、体にとって大切な要素であるタンパク質の吸収を高める効果があるので、スタミナアップにも効果的なんです。

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