はじめに

みなさんは毎日気持ちよく睡眠は取れてますでしょうか?
なかなか寝付け無い方や、寝ている時に呼吸をしていない方など
いろいろ睡眠に悩まされている方も多いかと思います。
今回はそんな睡眠障害について紹介したいと思います。

睡眠障害

睡眠障害は不眠症や過眠症など、意識の覚醒と睡眠リズムの異常などでおこる病気の総称です。
日中眠くなったり、夜眠れなくなったりと、タイプはさまざまです。
主な改善方法は睡眠時間を確保すること、覚醒リズムを整えること、睡眠の質を上げることなどが挙げられます。

症状

◆入眠障害
眠りにつこうと布団にはいってもなかなか寝付けない、寝付けないことでさらに眠れないのではないかと不安になり、焦ってさらに眠れなくなる、こうしたことが繰り返されます。

「寝室に入る」「歯を磨く」「消灯」など睡眠に関連した行動によって、入眠しづらくなるきっかけがおこることがあります。
ソファでテレビをみたり、読書をしている時に簡単に入眠できることがあるのに対して、夜、眠りたいと患者さんが強く意識することが睡眠を妨げることにつながってしまいます。

◆熟睡障害
規則正しい生活で、睡眠時間を十分にとっても眠った感じがせず、熟睡感がありません。
そのため、日中は集中力がなくなり、ボーッとします。
睡眠自体の質が悪く、十分に睡眠がとれないタイプの睡眠障害です。

◆中途覚醒
夜中に目が醒めて、その後はもう眠れず、布団の中で悶々としているうちに朝になってしまいます。
寝た気がせず、結果的に睡眠時間を十分にとれないタイプです。
うつ病や睡眠時無呼吸症候群でおこることがあります。

◆早朝覚醒
朝の目覚めが早すぎるタイプです。起床予定よりもかなり早い時間に目覚めてしまいます。
継続しておこることで思うように睡眠時間をとれなくなります。
うつ病の症状としておこることがあります。

◆過眠症
日中にものすごく強い眠気を感じたり、実際に眠ってしまう症状です。
こうした症状が一か月以上持続して繰り返しおこると過眠症と診断されます。
学業や仕事などの社会活動が妨げられたりすることで、苦痛を感じます。
また、期間が一か月に満たない場合でも、ある期間こうした症状が繰り返しおこる場合も過眠症とされます。

原因

不眠の理由はまず、仕事や家庭生活でのストレスや心配事、「今夜も眠れないのではないか」「8時間眠らなくては」と、眠れないことや眠ること自体がプレッシャーとなってしまうなど心理的なものが挙げられます。

次に考えられるのが、24時間動き続ける社会制度によって生活の時間感覚を失ってしまっていることです。夜昼交代制のシフト勤務や時差勤務、夜遅くまで起きていることで、生活のリズムが乱れます。
人間の体には、日が昇って明るくなると目覚め、暗くなると眠るという体内時計が備わっていますが、生活リズムが乱れると体がそのリズムに順応できなくなり、体内時計に狂いが生じて不眠になってしまいます。

最後に

睡眠障害の検査は多岐にわたります。血液検査、心電図検査、MRI、睡眠ポリグラフ検査、CPAP圧設定検査、MSLT(睡眠時反復検査)、MWT(覚醒維持検査)、SIT(下肢不動化検査)、末梢神経伝導速度検査、肺機能検査、鼻腔通気度検査、脳波検査などです。睡眠時におこなう検査も多いため、医療機関へ宿泊しての検査もあります。

上記症状の項目に当てはまる方がいれば病院にて検査も必要かもしれませんね。

関連するまとめ

100年ぶりの快挙!!大谷翔平がベーブルースになった日!

本塁打数トップで先発登板したのは1921年のベーブ・ルース以来で、100年前のレジェンドと同様、勝利を飾る快…

熱が出た時に使う解熱剤。どれぐらいの熱で使うべきか

私は相当な熱が出ない限りは使わない解熱剤。逆にすぐに使う人もいますよね。解熱剤を使うラインはそこになるのでし…

ペーター・サガンがロードレース引退

自転車ロードレースのスーパースター、ペーター・サガン(Peter Sagan、スロバキア)が27日、今季限り…

関連するキーワード