「カルシウム」を取りたい!でも、牛乳が苦手、、、どうする?
身体に大事な栄養素である「カルシウム」は、日本人にとっては昔から不足しがちと言われています。カルシウムが豊富なものの代名詞ともいえる牛乳。この牛乳でお腹の調子が悪くなる方が多いのも、原因かもしれませんね。
「カルシウム」と言えば、やはり牛乳!!
身体が必要とする栄養の中で、真っ先に思いつくであろう「カルシウム」。骨や歯を強くするために、成長期のお子さんや、年配の方までに必要な栄養素です。カルシウムが豊富なものといえば、やっぱり牛乳ですよね。毎日飲むことが、戦後の日本では代表的な習慣の一つとなり、学校の給食でも必ず出てきた覚えがあります。
ちなみに、厚生労働省が推奨している1日あたりのカルシウム摂取量は600~800㎎で、これを牛乳で摂るとすると、コップ3~4杯分を毎日飲むということになります。ところが牛乳を飲むとお腹の調子が悪くなるって方、結構多いんじゃないでしょうか。
牛乳を飲むとお腹の調子が悪くなるのは何故?
牛乳を飲むとお腹の調子が悪くなるのは何故なんでしょう。
お腹がゴロゴロしたり、下痢をしたりすることになりますが、これは“乳糖不耐性”というもので、牛乳に含まれる“乳糖(ラクトース)”という成分を分解するラクターゼという消化酵素の働きが弱いことで起こるそうです。ちなみに、日本人はラクターゼが少ないと言われています。これに当てはまる方が、牛乳の乳糖を分解できず、お腹の調子が悪くなるそうです。
牛乳以外で「カルシウム」が豊富な食材
牛乳が苦手でも「カルシウム」は取りたい!それならば、他の食品から摂りましょう。
チーズなどの乳製品
原材料に牛乳を使っているとはいえ、実は他の“乳製品”なら大丈夫という方は多いと思います。例えば、チーズには乳糖が少なく、ヨーグルトは乳糖が発酵分解されて少なくなっているため、乳糖不耐症の人でも消化できるそうです。もちろん乳製品ですから、カルシウムも豊富に含まれています。
大豆や大豆製品
第2のミルクと言われる“豆乳”にもカルシウムが含まれています。見た目は牛乳っぽくても、乳糖が含まれないため、乳糖不耐症の人でも安心です。
豆乳以外にも、大豆自体や豆腐や油揚げなどの大豆製品にもカルシウムが多く含まれています。女性ホルモンと似た働きをするイソフラボンも摂れるので、女性の骨粗しょう症予防にも役立ちます。
魚介類
“魚介類”もカルシウムが豊富ですよね。骨ごと食べられるイワシやシシャモなどはカルシウムが豊富なだけでなく、カルシウムの吸収を良くするビタミンDも含まれているため、効率よくカルシウムを摂取することができます。
また、カキやハマグリなどの貝類にもカルシウムが豊富なんです。
緑黄色野菜
意外に思われる方もいるそうですが、カルシウム豊富な野菜もあります。小松菜やブロッコリー、チンゲン菜、モロヘイヤなどの“緑黄色野菜”と呼ばれる野菜です。濃い緑色の野菜にはカルシウムが豊富で、しかもカルシウムの流出を抑えるビタミンKも含まれています。
昔から言われていますが、日本人はカルシウムが不足しています!
日本人に不足しがちな栄養素である「カルシウム」。昔から言われているものの、一向に改善されていな気がしますね。カルシウム不足は、とくに高齢者には重要な問題です。積極的にカルシウムを摂取しないと、骨粗しょう症などの症状が出やすくなってしまうからです。
牛乳が苦手でもカルシウムが取れる食材はありますので、毎日の食事に積極的に摂り入れましょう。
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