誕生石の起源

20世紀になったアメリカには、宝石商で有名なユダヤ人たちが数多く移住し、宝石の交易を活発に行っていたそうです。交易が活発になるにつれ、誕生石という西洋において既に浸透していた文化は、世界中に広まっていきましたが、当時は各地で石の種類にバラつきがあるのが問題でした。そこで今から100年ほど前の1912年 アメリカの宝飾品協会(現在のJewellers of America)が初めて、石を各月に当てはめ『誕生石』を選定し、現在の原型として統一をしました。それをベースとし、他の国々も続いてその土地・文化に合った誕生石をアレンジし、制定していきました。日本では、1958年 同じくアメリカの原則をベースに、桃の節句にちなんで3月にはサンゴ、新緑の季節5月には緑色の翡翠(現在は日本を象徴する国石)を追加し、制定しました。つまり、『 誕生石 』は西洋文化由来でアメリカにて公式に制定され、各国はそれをベースに内容をアレンジしているのが現状のようです。

オパール

①意味
伝統的な10月の誕生石、オパールの名称は、インド(西洋の世界に初めてもたらされたオパールの原産地)に由来すると信じられており、インドでは「貴重な石」という意味を持つサンスクリット語のupalaと呼ばれています。古代ローマでは、この単語がopalusになりました。ほとんどのオパールは、色相が虹色に変化する遊色効果として知られている現象のため貴重とされています。

②産地
オパールの誕生石は、多くの場所で発見されています。10月の誕生石であるオパールについて世界で最も生産高が多いのは、オーストラリアの原野です。また、エチオピア、メキシコ、ブラジルも重要な鉱床となっています。他にも中央ヨーロッパ、ホンジュラス、インドネシア、マダガスカル、ペルー、トルコ、アメリカでも、鉱床が発見されています。オーストラリアのニューサウスウェールズ州に位置する小さな街、ライトニング・リッジは、評価の高いブラックオパールを産出することで有名です。低木の枝だけが和らぎを見せる乾燥してごつごつとした土地のライトニング・リッジは、雨がほとんと降らず、焼かれるように思うほど夏の暑さは痛烈です。気候が非常に厳しく、鉱山労働者は過酷な暑さから一息つくために地下に住むケースが多くなっています。

③お手入れ
オパールは、油、ワックスまたはプラスチックの含浸によって処理されていることがあります。オパールのダブレットまたはトリプレットは、土台となる素材に接着され、ドームの形をした薄い透明なクォーツで覆われたオパールの薄いスライスです。この10月の誕生石を最も安全にきれいにするには、温かい石鹸水で洗浄します。他のクリーニング方法はオパールや充填素材にダメージを与えることがあります。水に長いことさらすと、ダブレットやトリプレットのオパールの粘着性が弱まることに注意してください。高温または急激な温度の変化にさらされると、天然オパールでさえも割れてしまうことがあるそうです。

トルマリン

①意味
トルマリンは、新しい10月の誕生石です。トルマリンという名称は、「混合した色の石」という意味を持つシンハラ語のtoramalliに由来します。これは、トルマリンの1つの結晶には複数の色がよく見られるためです。トルマリンで見られるようなまばゆいばかりの様々な色を放つ宝石はあまりありません。古代の神秘主義者たちが、この10月の誕生石は芸術的表現を生み出す原因となると信じていたのはこのためのようです。

②産地
この10月の誕生石は、最も一般的にブラジルで発見されますが、アフガニスタン、パキスタン、ケニア、マダガスカル、(アフリカの他の国々の中では)モザンビークでも採鉱されます。 米国では、カリフォルニア州とメイン州が、これまでに高級トルマリンの重要な生産者となっています。何世紀にもわたってブラジルで採鉱されたトルマリンのほとんどは、ミナスジェライス州にあるペグマタイトから産出されたものです。マグマが地下に移動した結果できたペグマタイトより採取されるトルマリンは、まるで宝石鉱物の仮想万華鏡のようです。しかし、1980年代後半、エレクトリックグリーン、ブルー、バイオレットのトルマリンは、ブラジルのパライバ州のペグマタイトから宝石市場に参入しました。

③お手入れ
トルマリンの誕生石は、硬度を示すモース スケールで7〜7.5とされており、一般的に毎日の着用に適しているとみなされています。これらのカラフルな宝石は、通常、光やほとんどの化学薬品に対して抵抗できるほど十分に安定していますが、熱にさらされると損傷することがあります。この10月の誕生石は、温かい石鹸水と柔らかいブラシを使用して安全に洗浄することができます。

誕生石とは、1月から12月まで、それぞれの月にちなむ宝石のこと。自分の生まれ月に割り当てられた宝石を身につけることで、超自然的な力によって守られたり、助けられたりすると広く信じられています。もしかすると皆さんもアクセサリーとして身につけることで不思議と安心できるような、大切なパートナーになるかもしれません。

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