大葉とは?

よく似ているもので紫蘇がありますね。皆さんは違いをご存知ですか?実はどちらも同じものなのですが、呼び方や調理法で使い分けされています。

①紫蘇
シソ科シソ属の植物の総称で、中でも食用とされる赤紫蘇や青紫蘇を指すのが一般的です。赤紫蘇は梅干しや紅しょうがの色付けとして、青紫蘇は天ぷらや刺身に添えたり、刻んで薬味などに使われます。

②大葉
一般的に香味野菜として販売されている、葉の形状のままの青紫蘇にのみ使われる呼称となります。

ジュースやドレッシングなど葉の原型がなくなるように調理されると、青じそであっても紫蘇として扱われることが多く、地域によって大葉か紫蘇で呼び方が異なり、中部~近畿地方にかけてと東日本の日本海側では大葉、そのほかでは紫蘇と呼ぶ地域に分かれているそうです。

栄養

①βカロテン
βカロテンの主な働きは、免疫機能の活性化です。抗酸化作用も兼ね備えているため、鼻や喉の粘膜、全身の皮膚を強くして、細菌やウイルスが体内に侵入するのを防ぎます。特にβカロテンの量は野菜の中でもトップクラスなんだそうです。

② ビタミンK
出血したときに血を固めて止血する、血液凝固作用の役目を担います。また、骨に含まれるたんぱく質を活性化する働きもあり、骨の健康維持はもちろん、形成にも不可欠な栄養素です。

③ ビタミンC
ビタミンCは、細胞を構成するコラーゲンの生成に欠かせない成分です。白血球の強化を手助けし、お肌や血管、筋肉、骨を丈夫にする働きがあります。抗酸化作用もあるので、免疫力強化にもつながりますよ。

その他にも大葉100gにはカリウム500mg 、カルシウム 230mgが含まれているので栄養満点ですね。

保存方法

①冷蔵保存
水に挿して保存すれば鮮度長持ちするそうです。(約2週間)
1. 大葉の茎を1~2mmカットする
数枚を束にして持ち、ハサミを使って茎の先端1〜2mmを切る。ここでは葉は洗わないでOK。ポイントは、切り口からできるだけ空気が侵入しないように切り花のように水の中でカットするとよい。難しい場合は、切ったあとにすぐに水に浸ける。
2. 縦長の容器に水を少量入れ、切り口を浸ける
水は1~2cm程度が目安。茎の長さに合わせて調整し、大葉の茎のみが水に浸かるようにする。ポイントは葉まで水に浸かると傷みやすくなるので注意することです。
3. ふたをして野菜室
ふたがなければラップをかけて輪ゴムで止めるなどして密閉すればOK。大葉を使うときなど、3~4日に1回水を替える。野菜室で約2週間保存可能なんだそうです。

②冷凍保存
長期保存したい場合は、あらかじめ千切りにして冷凍するのが便利。容器にふんわりと入れて冷凍することで、必要な分だけつまんで取り出せます。
大葉を洗って水けを拭き取る。千切りにして冷凍用保存容器に入れふたをして冷凍室へ。葉を潰さないようにふんわりと容器に入れるのがポイント。冷凍庫で約3週間保存可能。冷凍庫から出すとすぐに解凍されるので、使う分だけ手早く取り出す事がポイントのようです。

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