納豆の効果は何ですか?
納豆とは、煮た大豆を納豆菌で発酵させた食品です。今回は納豆の効果やおすすめの食べ方ものせています。
先日、納豆を色んな国の方に試食してもらい、食べられるかどうか検証する番組をやっていました。ほとんどの国の方が口に入れるだけでリタイアされたり、匂いを嗅いだだけでリタイアされていました。日本の食卓の定番、納豆ですがどんな効果があるのでしょうか?
納豆とは
納豆とは、煮た大豆を納豆菌で発酵させた食品です。現在では当たり前のように食卓に並ぶ納豆ですが、歴史をたどると、納豆が誕生したときは藁わら包みだったといわれています。煮た大豆を、食べきれないからなどの理由で藁に包んで置いておいたら、数日後に自然発酵をして、糸を引き始めたそう。現在売られている納豆は、このような自然発酵ではなく、ほとんどが人工的に納豆菌をかけて作られています。納豆菌は100℃の熱湯でも生き残るほど熱に強く、胃酸にも強いため、生きたまま腸まで届きます。発酵食品の菌は、熱や胃酸に弱いものが多い中、納豆は熱にも胃酸にも強いそうです。
効果
① 骨粗しょう症予防
納豆に含まれるビタミンK2は、骨粗しょう症を予防します。納豆ほどビタミンK2を含む食品はないといわれており、納豆の消費量が多い都道府県は、骨折率が低いとの報告もあります。加齢やダイエット、女性ホルモンの低下によって骨密度は減少するので、納豆を食べましょう。
② 免疫力アップ
納豆菌には整腸作用があります。腸は、体の免疫細胞の7割が集まっているといわれるほどの免疫器官なので、腸を整えることで免疫力のアップに繋がります。
③ 心筋梗塞や脳梗塞を予防
納豆に含まれるナットウキナーゼという酵素は、血栓を溶かす効果があります。これは病院で使われる血栓溶解剤の点滴と同じくらいの作用を持つといわれています。継続して食べることで、血栓を溶かす作用はさらに向上します。それにより、心筋梗塞や脳梗塞などの血栓症の予防につながります。
④ 記憶力アップ
納豆の原料である大豆に多く含まれているレシチンは、神経伝達物質を生成する働きがあり、記憶力を高める効果が期待できます。特に、短期記憶において効果を発揮するそうです。
⑤ アレルギー抑制
納豆のネバネバに含まれるレバンにはアレルギー抑制作用があるため、花粉症や気管支喘息、じんましんなどのアレルギーに効果的です。
その他、予備知識。
①熱々のご飯にのせていいのか?
ナットウキナーゼは熱に弱く、炊き立ての熱々ごはんに納豆をのせると効果がなくなってしまいます。ナットウキナーゼは、70度の熱を加えると死滅してしまうので、炊き立てのごはんは食べる5分前によそって食べる事で効果を享受できるそうです。
②よく混ぜるとどんな効果があるのですか?
混ぜる回数によって栄養価に変化はなく、健康効果は変わりませんが、うまみ成分のグルタミン酸と甘み成分が増加するため、混ぜるほどうまみは増します!おいしい納豆の混ぜ方は、大きめの器に納豆を入れて30回くらい混ぜ、ネギなどの薬味を入れてさらに50回くらい粘りがでるまで混ぜる方法。タレは最後に入れるのがポイントのようです。
③いつ食べればいいですか?
納豆を効果的に摂取するなら、夜がおすすめのようです。血栓を溶かす作用のあるナットウキナーゼは、効果が6~8時間継続すします。血栓は寝ている間にできやすいため、夕飯に納豆を食べてから眠るのがベストです。
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