夏に食べる事が多いニラ。効果をご存知ですか?
ニラは一年を通していつでも流通しているのですが、スタミナ料理に使われる事が多いので夏が旬だと思っていたのですが、実際は3月~5月が旬のようです。今回はニラの効果をまとめました。
ニラは一年を通していつでも流通しているのですが、スタミナ料理に使われる事が多いので夏が旬だと思っていたのですが、実際は3月~5月が旬のようです。ニラは冬を越えて春に伸びてきた葉が旬になります。旬とされる時期の春に出たニラの葉は柔らかくて香りも強くてとても美味しいんだとか。
ニラは旬に限らず栽培しやすい野菜なので暑さ寒さに強く、春に出てきた葉を根元付近から刈り取っても、その後また次の新しい葉が伸びてきます。それを繰り返しひとつの株から年に3回収穫ができます。ニラは旬で刈り取った収穫後も株のまま冬を越して次の年も収穫できます。株はどんどん大きく成長するので株分けして数年収穫が続けられるそうです。
種類
① 葉ニラ
レバニラ炒めなどの炒め物や餃子の具として使用されている緑の細長い葉ですよね。一般的にニラというとこの「葉ニラ」のことを指します。
② 黄ニラ
日光に当てないようにして軟白栽培した「黄ニラ」。柔らかくほのかな甘さがあり、匂いも抑えられてスープや春巻きに使用されています。
③ 花ニラ
葉ニラの茎が伸びてつぼみがついた状態になったニラ。つぼみと花茎の部分を食べるそうです。
栄養
①βカロテン
ニラには、β-カロテンが多く含まれています。βカロテンは体内でビタミンAに変換され作用しますが、ビタミンAは発育を促進したり、肌の健康を維持したり、暗いところでも目が慣れて見えるようになる機能に関わるそうです。また、のどや鼻などの粘膜に作用し細菌から体を守ったりするなど、多くの働きがあります。
② 葉酸
胎児の正常な発育に役立つ葉酸も豊富だ。葉酸は、ほうれん草やモロヘイヤなど緑の葉に多く含まれることからこの名がついたと言われています。また、赤血球の細胞の形成を助ける働きもあると言われている。さらに、ビタミンC始めとする様々なビタミン類や鉄分、カリウム、カルシウムやマグネシウムなどのミネラル分も豊富なことから、ニラは体に大変良い食材なんです。
③ アリシン
ニラの特徴である強い匂いのもとになるのが、硫化アリルの一種でアリシンと呼ばれる物質である。アリシンはニンニクやネギ類に共通して含まれる成分で強い殺菌作用を持っているとされる。また、アリシンにはビタミンB1の吸収を高める効果が期待でき、胃液の分泌や発汗など代謝を良くするという働きも持っている。
④ ビタミンK
ビタミンKには血液を固める働きがあります。怪我で出血した時など血を固めて止血を促す効果があります。また、骨を丈夫にサポートする働きがあるため、骨粗鬆症等の予防にも効果があるとされています。
保存方法&調理ポイント
①保存方法
あまり鮮度が長持ちしない食材なので、出来るだけ早く使い切ることが望ましいそうですが、軽く湿らせたキッチンペーパーなどで包むことにより数日間の冷蔵保存が可能になります。
②調理
ニラの代表料理といえばレバニラ炒めだが、レバーのようなビタミンB1を豊富に含む食材との組み合わせはまさに最強の組み合わせと言えるそうです。理由として、ニラの成分であるアリシンには、水溶性であるビタミンB1を脂溶性物質に変化させ、体内への吸収を高める効果があるとされているからだ。効率良く体にいい成分を吸収したい場合は、レバニラ炒めが非常におすすめなんだそうです。料理をする際にあまり加熱時間が長くなると風味や色が落ちてしまうので注意が必要である。油との相性が大変よい食材なので、炒め物などにすることが多いが、チヂミやまんじゅうなどその風味を活かした食べ方もできる。
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