はじめに

8月〜9月にかけてクラゲが増えてきますよね。
海水浴シーズンも重なり、クラゲに刺される人も増えてるそうです。
もしクラゲに刺されたらどのような対応が必要なのか、
今回はクラゲに刺された時の対処法を少しですが紹介したいと思います。

クラゲが増えるのは

そもそもクラゲとは、刺胞動物(刺胞という毒液を注入する機能をもつ動物)に分類され、海水や淡水で浮遊生活をする生き物です。まず母体(雌)の中で受精卵が成長し、プラヌラ幼生になり、母体から離れて岩や海草に付着してポリプになり、次にくびれのあるストロビラとなり、くびれているところから1枚づつはがれてエフィラになります。水中に飛び出したエフィラはプランクトンなどを食べて成長し、やがてクラゲの傘の部分と触手の部分が出来上がり、成体(=クラゲ)となります。

 日本では夏から秋にかけて、クラゲに刺される「クラゲ刺傷」の報告例が多くなります。一般的にはお盆過ぎから秋ごろまでが最も多いようです(地域差もあります)。クラゲの種類によっても違いますが、海水温が上昇し始める6月頃から9月頃までの3ヵ月くらいが最も成長し、数も増える時期です。春からの漁業に合わせて海の中の魚の絶対量が減ってくるので、魚のえさとなるプランクトンが増え、これを餌とするクラゲが成長しやすい状況になるようです。

クラゲに刺されたら

 クラゲに刺された時は、その直後から刺された場所を中心として、激しい痛み、湿疹、発赤がみられます。クラゲの触手がなぞる様に触れた場合には、特徴的な線状の腫脹(みみず腫れ)がみられます。海水浴の途中などで急にこれらの症状がみられた場合は、まず「クラゲに刺された」ことを疑い、応急処置をしましょう。

【クラゲに刺された時の応急処置】
刺された場所を直接触らない:刺激により刺胞を肌に擦りこませ、毒が体内に入りこむ可能性がある
海水で洗い流す:真水は絶対に使用しない(真水は浸透圧の影響により刺胞が刺激され、さらに刺胞から毒針を出すかも知れません)
棘や触手の除去:ゴム手袋を装着して丁寧に取り除く(押しこんではダメ)
※ライフセーバー詰所などに助けを求めるのが一番手っ取り早いです
 最低限、ここまでの応急処置を行い、近くの医療機関を速やかに受診しましょう。全身の症状があれば、救急車を呼ぶことも必要です。

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