自分の誕生石を知っている人は多いと思います。
特に男性より女性の方が詳しいでしょう。
しかし、誕生日花を知っている人は少ないのではないでしょうか。
誕生『日』花と、名前が付くぐらいなので、1日1日に誕生日花があります。
ここでは7月29日の誕生日花を少し紹介します。

※誕生日花は複数ある場合もあり紹介出来ていない誕生日花もあります。

ダリア

ダリアの名は、スウェーデンの植物学者でリンネの弟子であったアンデシュ・ダール (Anders Dahl) にちなむ。
和名は、花の形がボタンに似ているため、テンジクボタン(天竺牡丹)と呼ばれた。

メキシコ原産。
ヨーロッパでは、1789年にスペインのマドリード王立植物園に導入され、翌1790年に開花したのが始まりである。
江戸時代1842年(天保13年)にオランダから長崎に持ち込まれたのが、日本への最初の到来となった。

開花時期は初夏~秋。6月~7月頃の初夏が最盛期であるが、球根を植える時期と品種によっては秋の開花を望むことも可能である。
比較的高温で乾燥した環境で育つ。
18世紀にメキシコからヨーロッパスペインにもたらされ、その後オランダより日本へと渡った。以来、長い間をかけて品種改良が行われ、多種多様な花色・花容の品種が作り出されてきた。
赤色・オレンジ色・黄色・白色・ピンク色・藤色・ボタン色・紫色など、バラやチューリップと並び、最も花色のバラエティーに富んだ植物である。
絞りや爪白のもの、コラレット咲きには花弁(大きな舌状花)とカラー(管状花を取り囲む小さな舌状花)の色が違う2色咲きのものがある。

かつては有毒とされたがこれは誤りである。
ただし、キクイモと同様に塊根には多糖類イヌリンが含まれ、慣れない人が大量に食べると腸内の発酵で生じたガスにより、腹部膨満を来たすおそれはある。
原産地メキシコでは、食用ダリアも栽培されており、日本でも、近年では塊根を食用とする試みもなされ、金平などにしてレンコンなどに似た食感を味わうことができる。
また、他の食用菊と同様、花や葉をサラダや酢の物などの飾りとして食することもできる。

サボテン

北アメリカと中央アメリカを中心に2000種以上あります。
その多くは多肉植物であるため、多肉植物の別名として使われることもあるが、サボテン科以外の多肉植物をサボテンと呼ぶのは誤りである。
棘の部分は葉に当たります。

日本には16世紀後半に南蛮人によって持ち込まれたのが初めとされている。
彼らが「ウチワサボテン」の茎の切り口で畳や衣服の汚れをふき取り、樹液をシャボン(石鹸)としてつかっていたため「石鹸のようなもの」という意味で「石鹸体(さぼんてい)」と呼ばれるようになったとする説が有力であり、1960年代までは「シャボテン」と表記する例もあったようです。

サボテンは熱狂的な愛好家が多い植物である。
刺を楽しむ品種(エキノカクタス属など)、花を楽しむ品種(エキノプシス属やシャコバサボテン属など)や交配によって改良種を作出して楽しむ品種(有星類:兜、鸞(らんぽう)鳳玉他)など栽培は個々人の趣味・嗜好により更に細分化されるため、特定品種を栽培する「名人」が品種毎に存在する。
全国各地にサボテンマニアの同好会が多数存在している。

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