何かを調べると、よく目にするのが抗酸化作用です。前に調べたカカオや水素水にもその作用がありました。酸化を防ぐというのは分かるのですが、実際にはどんな機能なんでしょうか。抗酸化力を知るには、活性酸素を知る必要があるそうです。

活性酸素とは

生きていくためには酸素が不可欠ですが、活性酸素は酸素分子が他の分子と結ぶついたり、電子だけを奪ったりしてできる化合物で、分子の構成によっておもに4種類あり、それぞれの特性をもっています。私たちの身体は、歳とともに老化しますが、これは、活性酸素によって、細胞が金属と同じように錆びていくことです。錆びる、つまり酸化が活性酸素の成すしわざのようです。活性酸素は、絶えず身体の中で作られています。これが蓄積されると、単に老化を早めるだけではなく、ガン細胞が増殖したり、動脈硬化を引き起こすなど、さまざまな疾病の原因になるそうです。活性酸素とは、反応性の高い酸素分子のことで、体内で脂質と結合して有害な過酸化脂質を作ることに関与しています。

抗酸化物質の働き

身体のなかの抗酸化物質は、酵素を含めてたんぱく質、尿酸など多様です。また、ビタミン類、ポリフェノール類など、食物に含まれる抗酸化物質も多くの種類があります。

①活性酸素の発生を抑えるもの

②活性酸素の酸化力を抑えるもの

③活性酸素で受けた被害を修復するもの

それぞれ役割をもっていて、活性酸素への働き方が違うそうです。

活性酸素を増やす原因

① 紫外線
シミやしわの原因といわれるように、紫外線は皮膚に活性酸素を大量発生させます。骨粗鬆症の予防には、生活紫外線だけで充分ですから、無理な日焼けや長時間の日光浴は避けましょう。紫外線の多くなるこれからの時期は紫外線カットを心掛けるのがいいそうです。

② タバコ
タバコは多量の活性酸素を発生させるだけでなく、抗酸化物質のひとつであるビタミンCを壊してしまいます。

③ アルコール
アルコール分解の過程で活性酸素が発生します。抗酸化物質が豊富な食事といっしょに、適量を心がけましょう。

④ ストレス
ストレスによる神経の興奮が、活性酸素の発生を引き起こします。生活習慣病の要因にもあげられていますから、身体的な悪影響も深刻です。気軽な解消法を身につけ、ストレスと上手につき合いましょう。

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