はじめに

最近ではこんにゃくラーメンやこんにゃくゼリーなど
こんにゃくを活かしたダイエット食品も多いですよね。
ヘルシーなのはわかりますが、こんにゃくにはどんな効果が
あるのでしょうか?
今回はそんなこんにゃくのついて少しですが紹介したいと思います。

こんにゃくの歴史

こんにゃくの原料であるこんにゃく芋はタイやマレーシア、ミャンマーなどの東南アジア諸国が原産国ですね。そこから日本にどのように伝播したかは諸説あるのだが、縄文時代に伝わったと考えられています。平安時代の辞書「和名類聚抄(わみょうるいじゃしょう)」に「蒟蒻」という文字があり、700年頃、日本の奈良時代に中国では食用としてこんにゃくを食べていた記録が存在します。そのため、こんにゃくは仏教とともに日本に伝わったと考えられています。その後、鎌倉時代初期には貴族や僧侶の間で薬品や間食として用いられたが、民衆の間で仏教が広まりを見せると、食用として広く食べられるようになりました。さらに室町時代になるとこんにゃくを道端で売る商人が出現し、安土・桃山時代には織田信長が赤こんにゃくを作らせました。

効果

こんにゃくマンナンのような食物繊維は、腸内細菌叢を改善することによって大腸がんや大腸ポリープなどの大腸疾患のリスクを軽減させることが知られています。大腸には、100種類、100兆個もの細菌が生息し、これらを腸内細菌叢と呼んでいますが、このなかには乳酸菌のような善玉菌だけでなく、悪玉菌もたくさんいます。食物繊維の多い食事は、それが善玉菌のよいエサになってその発育を促し、結果的には悪玉菌の発育を抑えるのです。このことが、排便促進作用とあいまって、大腸疾患を予防します。


◆コレステロール値を正常に

コレステロール値を正常にするための食事は摂取エネルギーを調節し、脂肪を控えるとともに、食物繊維を積極的
にとることがポイントです。その点、こんにゃくはほとんどが水分で超低エネルギー食品の為、満腹感を得ながらも、全体のエネルギーをダウンさせることが可能です。



◆糖尿病予防に最適!「こんにゃくマンナン」

現代人の生活習慣病とされている糖尿病ですが、その予防として糖尿病と食物繊維との関係については多くの実験が報告されています。
こんにゃくマンナン摂取による耐糖性の改善とインスリン分泌の節約効果に関する人体実験の結果、こんにゃくは糖尿病予防に最適な食材とされています。


◆便秘を解消し、おなかすっきり

快食・快便・快眠。これは昔から健康のバロメーターと言われています。一般に2日以上排便がなく不快感を伴ってきた場合を便秘といいますが、これには弛緩性便秘とけいれん性便秘とがあります。
けいれん性便秘の場合は、刺激が強すぎるとけいれんが起こり、かえってよくないので、こんにゃくのような生理効果をもつ食品がよいとされています。やんわりと大腸を刺激して排便反射を高め、おなかをすっきりさせます。

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