はじめに

みなさんはスポールブールという競技をご存知でしょうか?
世界にはいろんな競技がありますね。
メジャーの競技もあれば、マイナーな競技もあります。
マイナーな競技がメジャーになっていく事もありますね。
今回はスポールブールの競技について少しですが、
紹介したいと思います。

スポールブール

ボールを目標球に近づけること自体は、原始的な発想であり、古代エジプトや古代ギリシャの文献によりスポールブールの原型は約5000年前まで遡ると考えられており、それゆえ世界で最も古い球技の一つという説がある。当時は石を研磨したボールが用いられていた。古代ギリシャではスファエラ(球形の意味)と呼ばれる球技が行われていたことが文献で示されている。古代ローマでもカラカラ寺院等には、今のスポールブールと同じようにボールを投げている人や、得点を測定している人のフレスコ画が残っている。中世においてもラブレーやディドロ、スペインの画家ゴヤなどもスポールブールで楽しんでいたとの記録がある。

ルール

・プログレッシブ
 プログレッシブは1人で5分間走りながらボールを12~17m先の目標球に向かって投げ続け、その当てた回数を競う種目です。目標球は当てるごとに位置が変化します。ミスが許されない中での緊張感のあるパフォーマンスが見どころです。

・ラピット
 ラピットは2人ペアで行われますが基本的なルールはプログレッシブと同様で5分間走りながらボールを目標球に向かって投げ続けその当てた回数を競います。ペアは1人4球投げるごとに交代します。プログレッシブと異なり目標球の位置は変化せず常に同じ場所に置かれます。プログレッシブよりもさらに速い動きの中で行われるためスピード感のある種目となっています。

・プレシジョン
 プレシジョンは11通りにターゲットボールが置かれそれをティールする種目です。ターゲットボールの位置は1球投げるごとに変化し同じ場所に置かれることはありません。ターゲットの難易度によって点数が異なります。ターゲットボールによっては障害ボールが置かれることもあるため高いティール精度と集中力が求められます。

・シングル
 シングルは1vs1、1人4球ずつの持ち球を使って相手よりどれだけ目標球にボールを寄せられるかを競う種目です。相手の球より目標球に近づいていた分がそのまま得点になります。ボールを寄せるには基本転がしますが、状況によっては相手のボールをティールして弾くことも出来ます。どちらかが13点取るまでこれを繰り返します。
 似た競技にカーリング、ペタンク等がありますがこれはスポールブールから派生したものと言われています。

・ダブルス
 ダブルスは2vs2、1人3球ずつの持ち球であるということ以外ルールはシングルと同じです。ペアで行うためポワンテとティールの役割分担が出来ることが特徴です。また人数を増やしてトリプルス、フォワーズとして競技を行うことも可能となっています。

・コンビネ
 コンビネはシングルをよりシンプルにしたもので回ごとにポワンテをするか、ティールをするかにはっきりと分かれます。持ち球は1人4球、始めにどちらかがポワンテかティールかを選択しその選択した方で4球プレーを行います。ポワンテは70cmの円の中にボールがおさまれば、ティールは円の中におさまっているボールを円外に弾き飛ばすことで得点となります。ポワンテかティールかはその回が終わるごとに入れ替わります。これらを8回繰り返し最終的な得点を競います。

競技人口

現在では1946年に設立された国際スポールブール連盟が競技の統括を行なっており、世界67の国・地域が加盟しています。連盟の設立後から2年に1度男子世界選手権が、毎年女子世界選手権、U23.18世界選手権が開催されています。またオリンピックの補完的競技大会であるワールドゲームズの競技種目ともなっています。
 現在の日本の競技者数は50人ほど。日本では日本ペタンク・ブール連盟が競技の統括を行なっており、毎年日本選手権等国内大会も数多く開催されています。

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