はじめに

さまざまな料理の薬味として欠かせないのがショウガ。ところでこのショウガ、生食と乾燥(加熱)したものでは、体に効く成分が異なるってご存じでしたか?一般的にはショウガは体を温める効果で知られていますが、それだけではないのです。毎日ショウガを生でそのまま食べる必要もありません。1.5㎝大の大きさにカットして、スムージーやお茶、アジア料理に混ぜて使ってみても体の調子が良くなるそうです。今回は生姜を食べるメリットと生食と乾燥の効果の違いを紹介します。

生姜の成分と摂取メリット

生姜とは

そもそもショウガは非常に独特な強い味を持つスパイスで、美味しいだけでなく、ジンゲロール、ショウガオール、ジンジベレン、そしてあらゆる種類のビタミンやミネラルが含まれており、他にも多くのメリットがあるのです。何百年も前、ショウガは漢方としてよく使われていたそうです。

メリット

ショウガには、吐き気や嘔吐などの症状を軽減するのに役立つ生理活性物質であるジンゲロールが含まれています。この物質はまた、関節の痛みを軽減させるのにも役立ち、癌や心臓病にも効果があると言われる鎮痛効果のある物質であるショアゴールも含んでいます。ショウガに含まれるジンジベレンは消化に特に良く、さらに抗糖尿病効果を持ち、脳機能と免疫機能を改善します。具体的にまとめてみました。

①抗炎症剤:ショウガの抗炎症効果により体内の炎症がより早く軽減されます。

②吐き気が無くなる:朝吐き気がする人はいませんか?毎日ショウガを食べると軽減する事ができます!ヒント:特に妊娠中の女性や化学療法を受けている人は、ぜひお試しください。

③筋肉痛の軽減:筋肉痛や手足の痛みはありませんか?ショウガを食べる事で筋肉痛を徐々に軽減する事ができます。

④排便の促進:ショウガを毎日食べることで、排便に多くの効果が期待できます。定期的な便秘にお悩みの方には特におすすめです。

⑤コレステロール低下:ショウガを1か月間毎日食べると、体内の「悪玉」コレステロールレベルを下げることができます。血中のトリグリセリドの量は、ショウガの物質によって減少します。

⑥免疫機能の強化:ショウガの抗炎症作用は免疫機能を強化します。風邪を引いた時にはぜひショウガを食べてみてください。

生姜は生食と乾燥で効果が違うそうです

①生食
生ショウガには、血行をよくして、体を中から温め、発汗を促してくれる、辛みの主成分ジンゲロールがあります。寒い時期にも、夏の冷房で体が冷えてしまったときにももってこいの成分です。ショウガには抗菌作用や抗酸化作用があることも分かってきています 。毎日の健康維持にとても効果的な食材なのです。肉をやわらかくする酵素も含んでいるので、下ごしらえに使えば、ワンランク上の味わいに。豚のショウガ焼きに使われているテクニックです。ただし、チューブ入りのショウガは加熱処理されていて酵素が働かないので、肉をやわらかくする効果は期待できません。

②乾燥
ショウガを加熱や乾燥させて調理すると、辛み成分のジンゲロールがショウガオールという成分に大変身。このショウガオールは胃腸を刺激して活性化、イキイキ活動するようにサポートしてくれます。そのため、胃腸から体全体を温め、冷え性の人もポカポカと元気にしてくれるのです。加熱調理の場合は、細かく刻んで炒め物や煮物に。香りつけや臭み消しにも。乾燥ショウガの場合は、皮付きのショウガを薄くスライスし、天日でカラカラに干せば完成。フードプロセッサーなどで粉砕して、乾燥剤とともに密閉容器に保存しておくと便利なようです。最初に紹介したスープや紅茶などに入れるのもおすすめです。

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