夏こそ「カレー」を食べよう!

「カレー」には肉や野菜、乳製品、種類によっては豆類やシーフードなど様々な食材を入れて作り、ご飯やパンと一緒に食べますが、こうしたたくさんの食材によって、カレーにはタンパク質、炭水化物、ビタミン類など様々な栄養素が凝縮しています。そして何と言っても、カレーに含まれるスパイスには食欲増進効果もありますので食欲不振の解消にも効果が期待できます。食欲がなく、どうしても偏ってしまいがちな夏の食生活にこそオススメなんです!

スパイスが清涼感を呼び、身体の不調も解消!

「カレー」に含まれるスパイスの中には体を温める効果があるものが多く、特にトウガラシに含まれるカプサイシンの発汗促進作用などにより体が熱くなり汗が吹き出してきます。夏は嫌でも暑いのにますます熱くなるなんて逆効果ではと思うかもしれませんが、打ち水の水が蒸発するときの気化熱で気温を下げるという原理が身体に起こります。肌についた汗が蒸発する際に肌表面の熱を下げてくれるんです。これにより、食後は体がすーっと冷めて清涼感を感じることができます。

また、エアコンの効いた室内で冷えすぎてしまうことで起こるカラダの不調に対して、体を温める作用のあるスパイスで体が温まり、元気を取り戻すことができるんです。

「カレー」には、たいてい10種類くらいのスパイスが使われています。その中の、シナモンやクミン、カルダモン、コリアンダー、ターメリック、クローブ、ナツメグには身体を温めてくれる効果があり、汗をかきやすくしてくれます。

“夏太り”解消にも効果的!

暑くて食欲のないはずの夏になぜか体重が増える方もいますが、これは「夏太り」と呼ばれるもので、アイスや菓子パン、麺類などのカロリーはあるが栄養の偏ったものを食べることや、冷房や冷たいものの摂取で体を冷やしすぎることが原因とされています。

この夏太り解消にも「カレー」は効果的!栄養バランスがよく、スパイスには体を温め、発汗を促す作用や脂肪燃焼効果があるので、夏太り解消にも効くんです!

「カレー」の保存方法

「カレー」に限らず、料理はできたらすぐ食べるのが食中毒予防の面では鉄則ですが、カレーは大量に作って、翌日以降も食べることの方が一般的ですね。

翌日以降までカレーを保存する場合は、ウェルシュ菌が繁殖しやすい20~50度程度の温度帯になる室温で長時間放置しないようにすることが重要です。出来るだけ早く粗熱を取って、1回で食べきれる分ずつ厚みの少ない容器などに小分けにし、冷凍保存しましょう。翌日食べるのであれば冷蔵でも大丈夫だそうです。

また、保存したカレーも、必ず食べる直前に鍋に移してかき混ぜながら、しっかり中心部まで再加熱して熱いうちに食べるようにしましょう。カレーの場合、匂いや色の変化がわかりにくく腐敗に気づかないので、冷凍保存してあっても食べる時には注意が必要です。

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