知っています?6月の誕生石。
6月生まれの方は、自分の誕生石と言える宝石が3つあります。誕生石が3つある月は年間で3つあるそうです。今回はそれぞれの特徴を紹介していきます。
6月生まれの方は、自分の誕生石と言える宝石が3つあります。誕生石が3つある月は年間で3つあるそうで、残りの2つは8月と12月のようです。6月の誕生石は、真珠、アレキサンドライト、ムーンストーンです。これらの誕生石は様々な色があり、価格帯も幅広いので予算に合う誕生石を選んで購入できるそうです。今回はそれぞれの特徴などを、紹介していきます。
アレキサンドライト
①性質
アレキサンドライトは当てる光によって色が変化します。これが、アレキサンドライトの最も重要な性質です。このような不思議な変化は、アレキサンドライトに微量に含まれるクロムなどの鉱石が黄色系の色を吸収するため、元の光が赤色+黄色の波長が強いと赤色になり、他方で青色+黄色の波長が強いと緑色に変色します。この「変色効果」を示さないものは、たとえガラス光沢がどんなに綺麗に出ていても、また組成がアレキサンドライトと同じでもアレキサンドライトとは認めてもらえないそうです。変色効果を示さないアレキサンドライトをクリソベリルと呼びます。
②石言葉
高貴、栄光、出生、出発、秘めた思い
高貴や栄光といった富や権力の象徴は、アレキサンドライトが産出量も少なく大変貴重な石だったことや、王族・貴族に気に入られていたことから来ています。
③主な原産地
スリランカ、ブラジル、ロシア、インドなど
パール
①性質
1. 柔らかく、加工しやすい
真珠の硬度は2.5 ~ 4.5 と宝石の中では最も柔らかい部類なので、加工がしやすいという特徴があります。このため、古くから宝石や装飾品としての価値を認められ、王族や貴族が所有したがったり、呪術目的に使用されてきました。
2. 天然真珠と養殖真珠がある
真珠は、貝から採取されます。このため、その貝の種類や生息地によっていくつかの種類に分かれることになります。また、現在流通している真珠のほとんどは養殖真珠とされています。養殖の真珠は天然の真珠と成分、構造は全く変わりません。天然真珠が見つかる確率は数千個のうちに1つ程度とされていて、養殖が盛んになるまでは天然真珠は大きな価値がありました。今では人工の真珠が増えてきたので、逆に天然モノの価値が高まってきているといえます。
②石言葉
健康、富、長寿、清潔、素直
真珠は日本では薬としても使用されていますが、実は漢方でも真珠は薬剤扱いをされているそうです。このため、真珠には長寿や健康などのイメージがぴったりです。また、他の鉱石と違って産出量がそれほど多くないので、富の象徴ともされてきました。一時はお金の代わりもしていたんだとか。
③主な原産地(種類によって異なる)
1. 南洋真珠
白蝶貝から採取された真珠。オーストラリアやフィリピンなどで生産される。
2. 黒蝶真珠 (黒真珠):黒蝶貝から採られる。タヒチが主な生産地
3. マベ真珠:マベ貝から採取される。主に香港やインドネシアなど
4. コンクパール:巻貝であるピンク貝から採取される。ほとんどが天然ものであルため、貴重。
ムーンストーン
①性質
ムーンストーンの鉱物としての一番の特徴は、なんといっても「シラー効果」と呼ばれる変色効果です。宝石の表面でメタリックな、虹色が現れる光学効果のことです。「シラー」とは、ドイツ語できらめきを意味するSchillerからきています。このシラー効果を表す代表的な鉱石が、ムーンストーンなのです。宝石の光沢の中でも珍しいもので、美しいシラー効果があるムーンストーンは非常に高い値段で取引されるそうです。
②石言葉
恋の予感、純粋な恋、永遠の愛
石言葉としては、恋に関する言葉が圧倒的に多いです。というのも、ムーンストーンは中世のヨーロッパにおいて恋人への送りものだったからです。また、ムーンストーンには、いわゆる「縁結び」のご利益もあるとされていて、昔から気になる異性へこっそりとプレゼントしたり、その思いを石に込めたりすると恋が叶うとしれてきました。そのため、恋愛に関しては右に出るものはいないというほどの石なので、片思いの異性がいる人や付き合っている人への贈り物としていいようです。
③主な原産地
スリランカ、インド、ミャンマーなど主に東南アジア
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