実は室内でも「紫外線」の脅威が!!

春先から「紫外線」は強くなってきます。コロナの影響で外出自粛しているため、関係ないと油断していると思いますが、実は室内にいるときも、微弱ながら「紫外線」は降り注いでいます。室内とは言え、日光の届くところは、すべて紫外線が含まれていると考えていいそうです。たとえば、窓から入ってくる日光が、カーペットに当たって拡散するだけでも、紫外線の影響があるんです。直射日光と比べれば、大きな数字ではありませんが、部屋の中にいる時間は長いため、気づかないうちに影響を受けてしまうこともあるんです。

窓ガラスを通過する「紫外線」がある!

紫外線は波長によって、「UV-A」「UV-B」「UV-C」の3つに分類され、もっとも波長の短い「UV-C」はオゾン層によって守られていますが、肌の奥深く真皮まで届きシワやたるみなどの肌老化を招く「UV-A」、肌表面の炎症を起こし、シミやそばかすの原因となる「UV-B」は、日頃から注意が必要です。

「UV-B」は窓ガラスに吸収されますが、波長の長い「UV-A」は窓ガラスや薄いカーテン、雲も透過して室内に入ってきます。屋外の直射日光の紫外線を100%とすると、ガラス窓から80%ほど通過するため、対策が必要になるんです。「UV-B」は1年を通じて差が大きく、4月から徐々に増えはじめ、5月から8月がピークとなり、10月から3月は比較的少なくなります。

日焼け止めクリーム「SPF」や「PA」ってどう違うの?

紫外線対策でといえば、日焼け止めクリームですが、これには「SPF」や「PA」の表示があります。どう違うか知っていますか?

日焼け止めの「SPF」は、紫外線が当たりだしてから日焼けをしてしまうまでの時間を、SPF30なら30倍遅らせることができる、という意味なんだそうです。通勤や近所で買い物という時はSPF35、1時間以上のレジャーやスポーツにはSPF50、というように使い分けるとよいでしょう。

「PA」は「UV-A」の防止効果を表し、「PA+」から「PA++++」の4段階があり、「PA++++」が一番効果の高いものです。一日室内で過ごす場合は、紫外線「UV-A」を防いでくれる「PA+」以上のものがオススメなんだそうです。日焼け止めは時間が経つと効果が減ってくるので、こまめに塗りなおすとより良いですね。

最近はUVカット加工された服も増えましたね!

最近は市販品の衣類で、UVカット加工された服が出てきました。UVカット加工されたカーディガンを羽織るだけで紫外線防止の効果があるので利用しましょう。

ただUVカット加工も、洗濯を繰り返すことで効果が下がってしまうこともあるそうです。手洗いしたり、日焼け止めスプレーを吹きかけたりするなどして、UVカット効果を強化すると良いでしょう。また濃い色の服も紫外線対策に有効ですので、黒い服などで少しでも紫外線を防ぐようにしましょう。

関連するまとめ

夏休みの虫よけ対策のポイントは?アース製薬開発担当者が伝授

アース製薬株式会社は、アース製薬・マーケティング総合企画本部の新堂徒夢氏に、夏休みの虫よけ対策のポイントや子…

平熱が上がれば健康になる!?その効果とは?

ちょっと平熱が高だけで、メリットだらけですよ~

食べ物でストレス解消

ストレスを感じると、脳の神経伝達物質が働きます。おおまかに分けると2つの神経伝達物質にわけられ、通常はこの2…

関連するキーワード